紬の着こなし4つの基本

紬もジーンズはもともと庶民の農作業着でした。

ジーパンが少しずつ進化しスタイリッシュになってきたものがデニムのように、現在では紬も進化したただの農作業着ではなく、おしゃれを楽しむためのものとなってきました。

今では、おしゃれを楽しむために『カジュアル紬』やパーティなどに着ていける『きちんと紬』まで、用途や利用性がぐんと広がり、気軽にどんなところへでも着ていける紬が多くあります。

今でも伝統・文化を守りながら手織りで作ってくれている生産者さんや、機械化されて織られている品も多数ありますが、ひとつひとつ味があり生産地によってもカラーが変わってきます。

選択肢が増えることは嬉しい半面、どうしても悩みの種になってしまいます。

カジュアルに着たいのか、きちんと見せたいのか・・

紬を選ぶ上でのヒントがありますので、そんな悩みはここで解消しましょう!(^^)!

色や柄、生地の質感などで分類してみますのでぜひ、お手持ちの紬はどのジャンルになるか確認してみてください。

  • 紬を着たいが、どれを選んでいいかわからない
  • 紬を着こなしカジュアルに着たい
  • お友達とお食事にいくけど紬でもいい?
目次

色の濃淡で選ぶ

汚れが目立たないのは濃いほう?淡いほう?

左から濃色⇒茶・薄茶⇒オフオワイトと並べた反物からわかるように、色が淡くなればなるほどきちんと感やおめかし感がアップします。(写真ではちょっと伝わりにくいですが・・(>_<))

【汚れが目立たない】=【濃い色】=【カジュアル】という方程式もあながち間違いではなさそうですね!

どうしても色が濃いと地味になりがちですけども、シックな大人なコーディネイトを目指すのであれば同系色のダーク調の帯でまとめてみるのもオシャレですね。

明るい系の紬を着ると、(この方なかなかの着物通かも・・!?)なんて思われるかもしれませんね!(^^)!

色数で選ぶ

きちんと感を出すなら多色より単色を

ベースは共にベージュなのですが、そこに左は4色加え、右は1色です。

柄のない『色無地』が格の高い着物とされるのと同じで、単色の生地のほうがぐっと落ち着いた印象にみえます。

帯でアクセントをつけて、遊び心満載でいくのか!?はたまた、大人の雰囲気だすために上品なトーンでいくのか!?迷うとことです(>_<)

どうしても多色使いの方がにぎやかな感じになりますので、カジュアル感が増しますね。お友達と気軽にお出掛けの場面に合いそうです。

柄の大きさで選ぶ

柄が小さくなるほど無地感がアップ

三つの反物はいずれも、柄行きが縦と横の直線から成り立っています。

異なるのは柄の大きさで、柄が小さく細かくなるほど無地感が増し、きちんと感も増します。

遠目には無地に見える『江戸小紋』が格の高い着物であることを考えると、大きな柄ではなく小さな柄の方が落ち着いた大人の雰囲気がだせそうです。

生地の質感で選ぶ

生地の質感の違いって?

紬には糸を違ったものを使用することによって、見た目や肌触りが違ってきます。

実際手にとってみて生地の肌触りや質感を実感してみましょう。

ふんわりした質感から、つるつるした大島紬のような光沢感のあるようなもの。

塩沢紬、結城紬といった産地によって風合いが変わってきますのでそれも紬を楽しむ1つになります。

作業工程なども勉強してみると、とても奥深く興味もそそられますね!(^^)!

真綿系の着物はカジュアル度が高めですので、街ブラや居酒屋さんに行く時にもいいかもしれませんね(*^_^*)

おわりに

紬=地味というイメージから、最近ではあらたまった場所へでも着ていけるきちんと紬も多数あります。

色や柄によって雰囲気も変わってきますので、カジュアル場面もよし、パーティー場面もよしの使える着物になります。

帯次第でもいろいろな表情でおしゃれすることもできますので、気分にあったコーディネイトをたのしみましょう。

普段、紺や黒といったダークなカラーを着こなしている方もたまには明るいトーンの着物を着てみるといつもと違った発見があるかもしれませんね(*^_^*)

シックな着物に大柄の思い切った帯なども楽しいです。

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