「お宮参り」は赤ちゃんが生まれてから約1か月後に行うお祝いの行事です。
出産を無事終えられたことに感謝するとともに、子どもが健康に育つように氏神様に祈願します。
そんなお宮参りですが、赤ちゃんの晴れ着となる着物「産着（うぶぎ）」を用意するにあたり
購入するかレンタルするかお悩みの方も多いはず。
この記事では、購入とレンタルのメリットとデメリットを解説します。
お祝い着で人気の色柄についても紹介しますので、これからお宮参りをする方はぜひ参考にしてみてください。
- これからお宮参りを控えている
- レンタルにしようか、購入しようか考えている
お宮参りとは？
そもそもお宮参りとはなんでしょう？
お宮参りは、赤ちゃんがうまれてはじめて迎える成長行事です。
無事な出産のお礼と、赤ちゃんが健やかに育つようにとの願いを込めて近くの神社に参拝を行います。
赤ちゃんに祝い着と呼ばれる着物をかけ、祖母が赤ちゃんを抱いてお参りします。
現代では家族みんなで神社に参拝し、前後に記念撮影や会食をするのが一般化しています。
お宮参りの起源
お宮参りの起源は平安時代。子どもが誕生してから五十日目に「五十日の祝い（いかのいわい）」をし、
ちぎった餅を子どもの口に含ませる習慣がありました。
室町時代からは現代と同じ「宮参り」と呼ばれるようになり、戦後も定着して行われています。
今も昔も子どもの健やかな成長と無事を願う親心は変わりませんね。
お宮参りの時期
お宮参りを行う時期は、生後一か月（男児31日目、女児33日目）とされています。
出産後母子ともに体調が落ち着く頃で、外出にも無理のない時期といえるでしょう。
ただし、産後の肥立ちや赤ちゃんの様子により、生後一か月前後を中心に家族みんなの予定が合う日に行うのがベストです。
お宮参りの着物で人気の色柄
お宮参りで赤ちゃんにかける着物は「お祝い着」（「産着」「初着」とも）と呼ばれます。
我が子が生まれてはじめて着用する着物とあって、どんな色柄を選べばいいか悩みますよね。
お宮参りのお祝い着はどんな色柄が人気なのでしょう？
男女別で人気の着物を見てみましょう。
男の子のお祝い着：人気の色
男の子のお祝い着の色は、
・青、紺色
・黒
・緑
・白、ベージュ
が人気です。特に、青や黒といった凛々しい色に人気が集中しています。
お宮参りでは祖母が赤ちゃんを抱き上から祝い着をかけるので、祖母の服装に合わせて着物の色を選ぶのも良いでしょう。
男の子のお祝い着：人気の柄
男の子のお祝い着の柄は、
・鷹
・兜
・宝船
・龍
など、勇ましい柄が人気を集めています。
それぞれの柄に男の子の強くたくましい成長を願う思いが込められています。
女の子のお祝い着：人気の色
女の子のお祝い着の色は、
・赤
・白
・ピンク
・黄色、クリーム
など、可憐で愛らしい色が人気の傾向に。
女の子を代表する色ともいえる「赤」のお祝い着は、今も昔も変わらぬ不動の人気です。
女の子のお祝い着：人気の柄
女の子のお祝い着の柄は、
・鞠
・桜などの花柄
・束ね熨斗
・貝桶
など、華やかで可愛い柄が人気。
写真写りも考慮し、できるだけ柄の多い豪華な柄付けの着物を選びたいですね。
お宮参りの着物はレンタル？購入？メリットとデメリットを解説
現代では、お宮参りの着物をレンタルする方も増えています。
お宮参りのお祝い着を購入するか、レンタルするかは出産前から悩むポイントですよね。
ここではお宮参りの着物の「レンタル」・「購入」のメリット・デメリットについて解説します。
お祝い着をレンタルするメリット・デメリット
お宮参りのお祝い着をレンタルするメリットは、とにかく値段の手頃さにあります。
ネットレンタルでは3,000円くらいからレンタルが可能なお店もあり、
お宮参りの着物にそれほどお金をかけたくない、という方におすすめ。
また、現代は賃貸暮らしの方も多いため、着物の収納場所に困らないのもポイントです。
反対にデメリットは、多くの人がレンタルをした着物のため傷んでいることがあること。
また、お宮参りの日取りは大安など良い日を選ぶ人が多いもの。着たい日に気に入った柄の産着の予約が取れないこともあるため、
レンタルを利用する場合は早めの準備が重要です。
お祝い着を購入するメリット・デメリット
お宮参りのお祝い着を購入するメリットは、多くの種類から我が子に合った着物を選べること。
また、思い出のこもる着物を手元に残しておけるのも嬉しいですね。
着物は大切に保管すれば何十年ももつため、子や孫の世代に譲れるのもメリットのひとつです。
デメリットとしては、レンタルにくらべてお金がかかる場合が多いこと。
加えて着た後の着物の収納場所を確保する必要があるため、事前に箪笥の空き状況などを調べておきましょう。
おわりに
今回は、お宮参りについてお祝い着の人気の色柄や、購入とレンタルの選び方のポイントを解説しました。
子どもが誕生してすぐにむかえるはじめてのお祝いの儀式である「お宮参り」。
できれば家族みんなで着物を着て、思い出に残る一日を過ごしたいものです！
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