着付け師になるために5つの押さえておきたいこと

自分で着物が着れるようになったので、今度は誰かに着せてあげたい!

着物を着る方が増えるということはとても喜ばしいことです!(^^)!

日本には着物という文化があり、オシャレを楽しむことができる状況にありますので、ぜひ着物の世界に飛び込んでもらいたいと思います。

しかし、やはりハードルが高い!自分で着物は着れない!めんどくさい!着物を持っていない!

たくさんの着ない理由が出てきます。

そんな時には着付け師さんの出番です。

着物が着れない方に着せてあげて、着物の良さを伝えていただく伝承者。

お客様・友人にも喜んで頂きながら着物を楽しんでいただくためにも、着付け師さんのお仕事は重要になってきます。

ここでは着付け師さんの実際のお仕事や、お給料など解説してみたいと思います。

  • これから着付け師として仕事をしたい
  • 着付け師の仕事が気になる
  • 着付けができるようになりたい
  • 副業・フリーランスがしたい
目次

着付け師とは?

着付け師とは、他人に着物を着付ける職業のことです。

成人式の振袖・卒業式の袴・結婚式の黒留や訪問着・スタジオでの着付けなど着物を着せるための専門・技術職になります。

お客様の要望を汲み取りながら、年齢や体型・場面に合わせて美しく着物を着付けます。

働く場所や、条件などは自分で決めることもできますが、それはそれで大変な一面もあります。

着付け師の仕事内容とは?

着付け師の仕事内容は、お客様に美しく、かつ手早く着物を着付けることです。

一人で着付けをできない方を対象に仕事を行います。

着付けを行う場面は、結婚式や成人式・卒業式・不祝儀などさまざまです。

着付けを行う対象も、老若男女と幅広い方が多くあまり着物を着なれていない方が多いです。

そのため、着付け師には各場面やお客様に適した着付けを行う知識や技術が必要です。

また、コミュニケーションを取りながらお客様の好みや要望を把握しつつ、素早く作業し、美しく仕上げなければなりません。

「何時までに着付けをお願い」「もう少し楽に着せて、動きやすいように」などリクエストもされることがあります。

着物で過ごすことに慣れていないお客様が多いので、着崩れをしないコツや直し方を教えることも大切です。

時には、着る場面に適した着物選びや帯選びを手伝ったり、当日のメイクやヘアセットを担当したりすることもあります。

小物も何が必要なのかわからない方もいますので、事前にアイテムチェックなど一緒に行い当日慌てないようにした準備も行ったりもします。

さらに、着付け会場の受付としてお客様の荷物を預かったり、タイムスケジュール通りに着付けが進んでいるかを確認したりすることも仕事内容に含まれることがあります。

その他には、店舗での着付け教室の講師として働く着付け師さんや、呉服店で着物の販売を行う着付け師さん、自宅で独自に着付け教室をされる方もいらっしゃいます。

待遇面(給与・休日)は?

基本的な会社員の着付け師の平均月給は20万円前後と言われています。

主に呉服屋さんに所属していたり、スタジオ専門の着付け師さん、派遣会社に登録してのフリーランスなどがあります。

経験や実績を積んだり、役職に就いたりすると給与アップが期待できます。

ただし、着付け師は60代・70代で活躍する方も多いため、20代や30代のうちにキャリアアップするのは他の仕事よりも難しいかもしれません。

また、イベントごとでの着付け一本だけで働くのは厳しい世界です。

着付け師として高い給与で働くためには、ヘアセットやメイクを覚えたり、着付け講師として働いたり、呉服店で販売を行ったりする必要があります。

パート・アルバイトの着付け師の給与は、時給1,500円~5,000円、もしくは日給1万円~2万円程度が平均です。

20分で訪問着を着付けをして4000円~7000円など料金体系も様々です。

一例ですけど・・

小紋4000円
色無地5000円
訪問着5000円
留め袖6000円
振袖7000円
女子袴5000円
7歳七五三7000円
浴衣2000円

美容室に所属している方や、呉服店に所属している方、スタジオ、どこに所属するかで収入もかわってきますので、一概には言えないところです。

給与は経験年数や実績・資格によって大きく変動します。

人気の着付け師さんは指名も入りますので、時給単価アップにもつながります。

また、着付け師の仕事は土日祝日に集中するため、副業として着付け師を行う方も増えてきています。

着付け師の休日は、土日ではなく平日になることが多いです。

結婚式や成人式をはじめとしたさまざまなイベントは土日祝日に行われることが多いからです。

そのため、基本的にはシフト制での勤務になります。

やりがい・魅力は?

着付け師のやりがいや魅力は、お客様の人生の節目に関われる点にあります。

成人式や結婚式・卒業式など、人生の特別なイベントを美しく彩ることができます。

「きれいに着付けてくれてありがとうございます。」

「一日を楽しく過ごせました。」

と声をかけてもらえることも多いです。

このように、感謝の言葉をいただく瞬間も着付け師のやりがいや魅力でしょう。

着物が大好きな方であれば、着物の良さを伝えられる点もやりがいや魅力になります。

着物の楽しさを伝えてあげて、有事の時だけではなく普段からも着物でお出掛けできるようにしてあげたいですね!(^^)!

普段から着物を着る日本人が少ない分、成人式や結婚式・卒業式などのイベントを通して着物の美しさや楽しさを存分に伝えることができます。

辛いとこは何?

着付け師は、常に大きなプレッシャーを感じます。

お客様の大切なイベント時に着付けを失敗してはならないからです。

時間にも制限がありますし、グズグズの着せつけはとてもお客様に迷惑となります。

美しく正しく着付けるのはもちろん、タイムスケジュール通りに着付けを進めることも重要です。

着付けが遅れればその後のスケジュールにも影響してしまいます。

時間に余裕があればいいのですが、着る方もあまり長い時間かかってしまうと疲れてしまい、気分も悪くなってきます。

特に成人式の振袖は慣れない上に、かなり締めつけもきつくなってきますので、時間との勝負ですし着ごこちもしっかりと考えなくてはなりません。

早朝が大半だと思いますので、いつものコンディションとは違いますので、そこは十分踏まえて行わなければなりません。

よって、緊張感が途切れない仕事なので、その点は辛さを感じやすいです。

また、ご年配の方の着付け師との人間関係に悩む方も少なくありません。

機嫌を伺ったり気を遣ったりと、着付け以外の部分が辛い要因になることもあります。

呉服店で着付け師を行う場合は、売上のノルマに追われて辛いというケースがあります。

お客様に着物を購入していただかなければ商売が成り立たないため、時には不本意な営業活動を行うことになり、それが心労となってしまうようです。

仕事としてなりたつのか?

着付け師の資格はとったのですが、実際仕事があるのか?というところです。

主にある進路としては・・

  1. 呉服店に就職
  2. 写真スタジオに就職
  3. 派遣会社に登録し、催事に参加
  4. 自宅などを使い個人で教室を開く
  5. 美容室などに営業をかけて、提携する

などが挙げられます。

安定した収入が欲しい方は、呉服店やスタジオに就職するのがいいでしょう。

私は私なりに自由に、好きな環境で働きたい!と思うのであれば、自宅で教室をしたり、ココナラ、くらしのマーケットといったサイトに登録する、美容室などに依頼を貰うことがいいと思います。

その時は、自分で料金設定もできますので、フリーランスとしての1歩を踏み出せるのではないかと思います。

着付け師に向いてる方はこんな人

  • 着物が好きな方
  • 着付けの技術に自信のある方
  • コミュニケーション能力の高い方
  • 接客が好きな方
  • 体力のある方
  • 思いやりのある方

着付け師になるためには?

着付け師になるには、実は資格は必要ありません。

ただし、応募条件に「着付け師の資格取得者であること」を含んでいる企業は多いので、資格を取っておくことはほとんど必須と言えます。

着付け師の資格には国家資格と民間資格があります。

国家資格は「着付け技能士」という名称で、全日本着付け技能センターの着付け技能検定に合格することで取得可能です。

ただし、着付け技能士の資格を取るには実務経験が必要なので、まずは民間資格を取って働くのが先です。

民間資格は着付け教室に通うことで取得できます。

全国に様々な教室がありますので、自分にあった教室を探してみましょう。

料金もいろいろ、着付けのやり方もいろいろなので各HPを比べてみて検討してみてください。

おわりに

着付け師さんの仕事は、お客様に喜んでいただける仕事だと思います。

やはりキレイになるということは皆さんが望んでいることだと思いますし、そのお手伝いの一貫だと思います。

キレイに着せてあげることによって、お客様に笑顔でいてもらったり、親御さんに喜んでもらえたり、いい思い出となることの方が多いでしょう。

もちろん仕事ですから、苦労することや不満に思うこともあるはず・・

でも、そこは気持ちを切り替えていいことをしてるんだ!ということをもう一度思い出して着物を楽しんでいただければと思います。

着付け師さんの仕事は朝が早かったり、現場がコロコロ変わる場合もありますので体調には気をつけましょう。身体が資本となってきますので、無理せず体調にはくれぐれも気を使いながら着物の楽しさ、良さを伝えていければと思います。

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