【着物で秋を楽しむ】秋におすすめの色と柄を紹介!

秋は気候が良く過ごしやすいので、着物を着るのにぴったりな季節です。

秋の風物詩である紅葉狩りや芸術鑑賞とともに着物を身にまとい、秋の行事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

着物の柄や色の種類は豊富なので、ご自身で調べるのはとても大変ですよね。

組み合わせる色と柄で、全体の雰囲気や印象も変わります。

この記事では、着物選びの基本ルールと、秋にふさわしい柄と色について詳しくお伝えします。

秋の着物選びのお悩みを解決できるので、ぜひ最後までお読みください。

こんな方に読んでもらいたい
  • 9月~11月どんな着物を着ようか迷ってる
  • 自分に合った着物がわからない
  • 初めての着物なのでどんなのがいいかわからない
目次

着物の柄と色の選び方

着物の基本の選び方をわかりやすく3つに分けてお伝えします。

素敵な着こなしができるようになるので、ぜひ参考にしてください。

季節に合わせる

着物の基本ルールは、季節を連想できる柄や色を選ぶことです。

例えば、春にはパステルカラーで優しい色合いの桜柄の着物、夏には朝顔の柄で涼し気な印象を与える寒色系の着物を着用しましょう。

あくまでも主役は本物の花です。本物の花よりも自分が目立たないように、着物の柄を実際の季節より1カ月ほど先取りして着こなすのが「粋」とされています。

桜柄なら実際に花を咲かせる前の、つぼみの時期に着用しましょう。

このルールは、どんなに素敵な柄でも自然の美しさには敵わないことを心得ていた、昔の人たちの考えから生まれました。

柄の意味に合わせる

着物の柄の意味を考慮し、お祝い事や行事にあわせて選んで着るのも良いでしょう。

着物の柄にはさまざまな歴史や意味が込められています。

代表的な柄の意味を5つ紹介します。

  • 鶴(つる)…長寿や夫婦円満の意味があるので、結婚式の定番の柄です。
  • 扇(おうぎ)…末広がりの形をしているので、開運の意味が込められています。
  • 桜(さくら)…日本の国花であり春の花の象徴でもある桜は、縁起の良い物事の始まりを意味します。
  • 竹(たけ)…旺盛にまっすぐ伸びる姿から、成長祈願の意味を持ちます。
  • 蝶(ちょう)…美しくひらひらと天高く空に昇ることから、出世や不死不滅といった意味があります。

このように、柄の意味を知ることで、季節や場面に合ったふさわしい着物選びができます。

着物は柄を1枚の大きな絵画のように表現できるので、コーディネートをさらに楽しむことができますよ。

パーソナルカラーに合わせる

ご自身のパーソナルカラーに合わせるのもおすすめです。

肌の色は人それぞれ違うので、似合う色も変わってきます。

イエローベースの方は暖色系や金色、ブルーベースの方は寒色系や銀色の着物を合わせると良いでしょう。

着物の色をパーソナルカラーに合わせると、瞳の色や髪色とも調和するので、お肌の透明感がアップして綺麗にみせてくれます。

着物を選ぶときは必ず肌にあてて、鏡越しに確認しましょう。

パーソナルカラーを理解すると、色選びの失敗を回避できるので、着物のコーディネートも組みやすくなります。似合う色の着物を身にまとうと、よりあなたの魅力を引き出してくれますよ。

秋におすすめの柄

着物の柄は、日本の秋を表現できるモチーフを選ぶのがおすすめです。

初心者の方でも取り入れやすい柄を紹介します。

紅葉(もみじ)

秋といえば紅葉ですよね。紅葉は秋の定番柄です。紅葉は、季節によって美しい色に変化し人々を喜ばせることから、世渡りが上手く幸せになれるという意味があります。

葡萄(ぶどう)

葡萄は秋を連想する果物のひとつです。葡萄はたくさん実をつけることから、豊作の象徴とされています。また、子孫繁栄や成功の意味も込められており、縁起の良い柄です。

萩(はぎ)

萩は秋の七草のひとつであり、秋を代表する植物です。

万葉集で詠まれた植物の数は萩が最も多く、古くから日本人に愛されています。萩は根が枯れてから新しい芽を出すので、新しい門出の意味があります。

秋におすすめの色

秋は、少しくすんだ色味や深い色がおすすめです。暖色系は秋らしさを演出してくれます。

迷ってしまうときは、自然の色を参考にすると良いでしょう。

芥子色(からしいろ)

芥子色は練りガラシのようなやわらかい黄色です。和の雰囲気があり少し渋みがある色なので、落ち着いた上品な印象を与えられます。どんな柄とも相性が良いので、着物初心者の方におすすめです。

引用:色彩図鑑

朱色(しゅいろ)

朱色は赤色と橙色の中間色です。少し黄みがかっているので肌なじみが良く、着こなしやすい色です。紅葉を連想させ、秋らしさが引き立ちます。あざやかな色なので、華やかな印象を与えられます。

引用:色彩図鑑

紫色(むらさきいろ)

深みのある紫色は、古くから格式の高い色とされていました。上品さや女性らしさを感じさせ、凛とした印象になります。紫色は濃淡や柄の組み合わせを工夫して、着用するのがおすすめです。

引用:色彩図鑑

おわりに

着物の基本の選び方と、秋におすすめの柄と色について紹介しました。

着物は季節に合わせた色選びや、柄の意味も取り入れることが、選びやすくなるポイントです。

色や柄の種類が豊富で悩んでしまいますが、組み合わせ次第で個性を出せますし、周りと被らない着こなしが可能です。着物を着ることで、おしゃれの幅が広がります。

さまざまな選び方をできるのが、着物の醍醐味でもあります。

秋は気候が良く、日本の風物詩を楽しめる季節なので着物のお出かけにも最適です。

秋にぴったりの着物を着て、あなただけのコーディネートを楽しんでくださいね。

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