※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
「夏は暑いから着物は無理…」そう思っていませんか?実は、夏には夏ならではの素材で作られた着物があって、上手に選べば意外と涼しく過ごせるんです。
絽(ろ)、紗(しゃ)、麻(あさ)…聞いたことはあるけれど、何がどう違うのか、正直よくわからないという方も多いと思います。
夏着物の素材は、それぞれに特徴があって、着る場所やシーンによって向き・不向きがあります。素材の違いを知っておくと、購入するときや着こなしを考えるときにぐっと選びやすくなりますよ。
この記事では、夏着物の代表的な素材である「絽」「紗」「麻」を中心に、それぞれの特徴や違い、選び方のポイントをわかりやすくご紹介します。これを読めば、夏着物選びに自信が持てるようになるはずです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
全国8店舗!観光にもぴったりの着物レンタル【きものレンタルwargo】🌿 絽・紗・麻って何が違うの?夏着物の素材を知ろう
夏着物の素材を語るうえで、まず知っておきたいのが「透け感」と「通気性」のふたつのポイントです。夏用の着物は、生地に隙間(すき間)を作ることで風を通しやすくしたり、素材そのものが汗を吸いやすいように工夫されています。代表的な素材として「絽」「紗」「麻」の3つが挙げられますが、それぞれ織り方や素材の性質がまったく異なります。
絽(ろ)
絽は、絹糸を使って縦方向に一定間隔で隙間(絽目・ろめ)を作りながら織り上げた生地です。ちょうど細かいストライプのような透け感があり、フォーマルからセミフォーマルまで幅広く使えるのが特徴です。
夏の訪問着や付け下げ、色無地などにもよく使われていて、上品な光沢感があります。夏着物の中ではもっともスタンダードな存在といえるでしょう。
紗(しゃ)
紗は、経糸(たていと)をねじりながら緯糸(よこいと)と組み合わせた、非常に薄くて軽い織物です。絽よりも透け感が強く、全体がふんわりとしたやわらかい印象を持ちます。
カジュアルな場面にも向いていて、「紗の小紋」や「紗紬(しゃつむぎ)」などのバリエーションもあります。絽と組み合わせた「絽紗(ろしゃ)」という素材もあり、両方の良さを兼ね備えた生地も存在します。
麻(あさ)
麻は植物性の繊維で作られた素材で、絹とは異なるサラッとしたドライな肌触りが特徴です。吸水性・速乾性に優れていて、汗をかいてもべたつきにくく、実用的な涼しさがあります。
カジュアル向きの素材で、夏のゆかた感覚で気軽に楽しめます。「小千谷縮(おぢやちぢみ)」や「能登上布(のとじょうふ)」など、産地ごとに個性豊かな麻の着物があることも魅力のひとつです。
ちなみに、夏着物には「セオα(セオアルファ)」などの化学繊維素材もあります。ポリエステル系で洗濯機で洗えるものも多く、手入れのしやすさから初心者の方にもおすすめです。
絹素材のような高級感はやや劣りますが、日常使いや旅行など動き回るシーンには重宝しますよ。
👘 素材別・夏着物のコーディネート提案
素材の特徴がわかったら、次はコーディネートを考えてみましょう。
夏着物は素材によって雰囲気ががらりと変わるので、合わせる帯や小物もぜひ素材に合わせて選んでみてください。
絽の着物には、同じく夏用の「絽の帯」や「羅(ら)の帯」を合わせるのが基本です。フォーマルシーンであれば、白地や淡い色の絽の帯を合わせてすっきりとした印象にまとめましょう。
名古屋帯よりも袋帯(ふくろおび)を選ぶとよりあらたまった雰囲気になります。色は涼しげな水色・薄緑・白・薄紫などがよく似合います。帯締めや帯揚げも夏用の絽のものを使うと統一感が出て美しいですよ。
紗の着物は、透け感を活かしてふんわりとやわらかいコーディネートが楽しめます。カジュアルなお出かけには、麻の名古屋帯や博多帯(はかたおび)を合わせるのが人気です。博多帯は通年使えるものも多いですが、夏は特に薄手のものを選ぶと軽やかさが増します。
紗の着物は少し透けるので、下に着る長襦袢(ながじゅばん)の色も楽しみのひとつ。あえてピンクや水色の長襦袢を合わせて、透け感を演出するのもおしゃれです。
麻の着物には、麻や綿素材の帯を合わせるとナチュラルな雰囲気でまとまります。特に「麻の半幅帯(はんはばおび)」との組み合わせは鉄板で、カジュアルなシーンに最適です。
色は自然の草木染めのような渋めの色合いや、白・生成り(きなり)などのナチュラルカラーがよく映えます。帯結びはシンプルな文庫結びやリボン結びでも十分かわいくなるので、初心者の方にも取り組みやすいですよ。
どの素材でも共通して使えるアイテムとして、夏用の帯締め・帯揚げがあります。通年用のものを夏に使うと季節感がずれてしまうことがあるので、できれば夏用に「絽の帯揚げ」と「レース素材や三分紐(さんぶひも)の帯締め」を揃えておくと便利です。小物ひとつで着こなしのレベルがぐっとアップしますよ。
また、夏着物に合わせる草履(ぞうり)は、パナマ草履や竹皮草履など天然素材のものが涼しげでおすすめです。バッグも籠バッグ(かごバッグ)を合わせると夏らしさが増して、全体のコーディネートが季節感あふれる装いになります。小物選びも夏着物の楽しみのひとつですので、ぜひいろいろと試してみてください。
🏮 夏着物でどこに行く?おでかけシーン別の選び方
夏着物の素材を選ぶときは、どこに着ていくかを考えることがとても大切です。素材ごとに「格(かく)」が異なるため、場にふさわしい素材を選ぶことが着物マナーの基本でもあります。
フォーマルなシーン(夏の結婚式の披露宴、お茶会、改まった食事会など)には、絽の訪問着や付け下げが最適です。絽は夏着物の中でも格が高く、礼装として使えるので安心感があります。
帯は金銀が入った袋帯を合わせて、帯揚げ・帯締めもフォーマル向けのものを選ぶと完璧です。真夏でもきちんとした場に対応できるのが絽の大きな魅力といえます。
カジュアルなお出かけ(夏祭り、花火大会、ショッピング、ランチ会など)には、紗の小紋や麻の着物がぴったりです。麻の着物は動きやすく汗にも強いので、屋外イベントでも安心して着られます。
紗の小紋は透け感が涼しげで、華やかさも演出できるので夏のランチやお稽古事にもよく合います。どちらもセミカジュアルからカジュアルな場面で大活躍してくれますよ。
旅行やお城・神社仏閣めぐりなど、歩き回るシーンには、洗える素材の夏着物も選択肢のひとつです。セオαやポリエステル系の絽・紗は、自宅でじゃぶじゃぶ洗えるものも多く、汗をかいても気軽にお手入れできます。
旅先での着崩れや汚れが心配な方は、あえて洗える素材を選ぶのも賢い判断です。着物ライフを長く楽しむためにも、シーンに合わせた素材選びを心がけてみてください。
📖 知っておくと得する!夏着物の豆知識とまとめ
夏着物には、着る時期に関するルールもあります。基本的には「7月・8月」が夏着物(薄物)のシーズンとされています。6月と9月は「単衣(ひとえ)」の季節で、裏地のない着物を着る時期です。
絽や紗、麻などの薄物は、原則として7月と8月の2か月間に着るものとされています。ただし最近は5月下旬から残暑の続く9月上旬まで薄物を着る方も増えていて、気候に合わせて柔軟に対応するスタイルが広まっています。
夏着物のお手入れについても少し触れておきますね。絹素材の絽や紗は、自宅での水洗いは基本的にNGです。汗をかいたら汗抜きのクリーニングに出すのがおすすめです。
一方、麻の着物は水洗いできるものも多いですが、縮みが出やすいので注意が必要です。洗う前に必ず品質表示を確認してくださいね。収納するときは、他の季節の着物と同様に、防虫剤を入れてたとう紙(たとうし)に包んで保管しましょう。
夏着物をもっと涼しく着るための工夫もご紹介します。まず、肌着(肌じゅばん)は麻や綿素材のものを選ぶと、汗を吸いやすくて快適です。補整(ほせい)に使うタオルも夏は薄手のものにするか、夏用の補整グッズを活用するとよいですよ。
長襦袢も麻や絽の素材にすることで、着物全体の涼しさがぐっとアップします。下着から小物まで夏仕様に整えることで、着物ライフの夏の快適さが変わってきます。
まとめ
絽はフォーマルにも対応できる万能素材、紗は軽くてやわらかくカジュアルから普段使い向き、麻はドライな肌触りと実用的な涼しさが魅力のカジュアル素材、という特徴があります。
自分がどんな場面で着たいか、どんな雰囲気が好きかをイメージしながら選ぶと、失敗しにくいですよ。最初の一枚に迷ったら、使いやすさで「絽の色無地」か「麻の小紋」あたりを選ぶのもおすすめです。
夏着物の世界、少しイメージできてきましたか?素材の違いを知るだけで、着物選びがぐっと楽しくなります。まずは気になる素材の着物を手に取って、実際に触れてみるところから始めてみてください。あなたの夏着物ライフを、心から応援しています。
着物コーディネートの実例や着付けのコツは、YouTubeやInstagramでも発信中です。ぜひフォローして、日々の着物ライフの参考にしてみてくださいね。一緒に着物を楽しみましょう。
- じめじめ梅雨も涼しげに!6月の夏着物コーデ術
- 帯の位置で印象が変わる!体型別・帯の高さ決め方講座
- 絽・紗・麻…夏着物の素材、何が違うの?
- 着物×洋服MIXで5月をおしゃれに!初心者でも真似できる着こなし術
- 着物に独特の風合いを出す紬の特徴とは?種類とそれぞれの産地や魅力を徹底解説!

コメント