お宮参りって何?その由来や服装を徹底解説

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お宮参りとは何なのかを知っていますか?

聞いたことはあるけど何をするのか分からない人って意外と多いのではないでしょうか。

この記事では、赤ちゃんが産まれた時に知っておきたい情報のひとつでもある「お宮参り」についてご紹介していきます。

目次

お宮参りの由来

お宮参りとは、赤ちゃんが誕生したことを神様に報告するために神社に行くこと。

これから先、この子が健康に成長するようにと、両家の家族が集まってお祈りをする大切な行事なんです。

はるか昔、産後に神様に挨拶をする“産土詣(うぶすなもうで)”という風習がありました。

この風習がお宮参りの起源とされているのだそう。

そして室町時代に入ると、今と同じようにお宮参りと呼ばれるようになりました。

初宮参り(はつみやまいり)や、初宮詣(はつみやもうで)とも呼ばれているのだとか。

せっかくなら有名な神社に行きたいと思う人もいるかもしれませんが、お宮参りの目的は生まれた土地の神様への挨拶です。

有名だからと遠出をするよりも、自宅から近い神社にご報告するほうが良いとされています。

どんなことをするの?

お宮参りはどんなことをするのでしょうか?

実は、お宮参りには「こうしないといけない!」といった決まりはありません。

とはいえ、流れを知らないと何をしたらいいのか悩んでしまいますよね。

ここからは一般的なお宮参りの流れを紹介します。

参拝とご祈祷

お宮参りでは、一般的に参拝とご祈祷を受けることがメインとなります。

しかし、赤ちゃんの体調が良くなかったり、グズってしまうときにはご祈祷は受けずに参拝のみで済ませても問題は無いのだそう。

参拝のときは、基本的な作法の二礼二拍手一礼に従って、赤ちゃんが無事に生まれてきたことへの感謝と、これから健康に成長するよう祈りましょう。

記念写真

続いて、記念撮影です。

お宮参りは両家のご家族が揃うので、今日という日を写真に残しておくご家族も多いようです。

境内でお宮をバックに撮影すれば、その時の情景も一緒に残せます。

また、場所を変えてフォトスタジオでプロのカメラマンに撮ってもらえば、特別な写真になることでしょう。

お食事会

お宮参りをした後は、食事会を行うことが多いのだそう。

料亭やレストランなど、自分達の雰囲気に合うようなお店を選びましょう。

赤ちゃんを囲って、お話をしながらお祝いするのも良さそうですね。

お宮参りのタイミングはいつ?

お宮参りはいつ行けばいいのでしょうか?

地域によって前後する場合もあるのですが、古くからの習わしによると、生まれた日を1日目と数えて男の子なら生後31〜32日目、女の子は生後32〜33日目に行うものとされていました。

しかし現在では、お宮参りの時期に厳しい決まりはなく、だいたい生後1ヶ月頃を目安に行う家庭が多いようです。

また、生後100日目〜120日目頃には百日祝いの「お食い初め」があります。

こちらと合わせてお宮参りをするケースや、気候や体調、地域の風習など、さまざまなことを考慮し、家庭ごとに最良の日を選んで行っているようです。

産まれて間もない赤ちゃんの肌は、ちょっとした風や光にも刺激を受けます。

また、生後1ヶ月頃となると母子ともに体調も安定し辛い時期でしょう。

古くからの風習は大切ですが、あまりとらわれずに、体調をみながら家族と相談してお宮参りに向かうと良いでしょう。

気になる服装

お宮参りをする時は、赤ちゃんにも正式な服装があります。

伝統的なものは、白羽二重の着物の上に「のしめ」と呼ばれる祝い着をかけるスタイルです。

のしめは、龍や桜などの柄が入ったデザインが人気で、色味は白やピンク、黒、紺などが定番なのだそう。

最近では白羽二重の代わりにベビードレスを着て、その上にケープをつける洋風なスタイルも人気なんだとか。

ご家族の衣装は、あかちゃんに合わせて選ぶと統一感がでますよ。

あかちゃんが和装の場合は、訪問着や色無地の着物で、ベビードレスの場合はワンピースやフォーマルな格好が良いでしょう。

カジュアル過ぎる格好や派手な服は避け、控えめで品のある衣装を意識してくださいね。

男性は、礼服のスーツであれば間違いないでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

お宮参りは、赤ちゃんにとって最初の節目となる大切な行事ということがわかりましたね。

基本的な流れをしっかりおさえておけば、思い出に残る素敵な1日になるのではないでしょうか。

ご祈祷や参拝に始まり、両家揃っての写真撮影。

食事会では親族の仲がさらに深まることでしょう。

生まれた土地の神様に赤ちゃんの成長をお祈りするとともに、改めて家族の繋がりを実感できるはず。

古くから伝わる伝統的な習わしを、これからも大切にしていきたいですね。

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