【初心者向け】簡単!着物の着方講座

先日は長襦袢の着方をやってきましたが、いかがでしたでしょうか?

上手く着ることができたら嬉しいです。

次のステップはいよいよ着物をきていきます。要領は長襦袢とあまり変わりありませんが「おはしょり」という部分がでてきます。

衿元と、このおはしょりが着物を着るうえで重要ポイントになってきますので、ゆっくりと丁寧に整ええていきましょうね!(^^)!

  • 着物を一人で着れない
  • これから着物女子の仲間入り
  • 着れるけど、もっと簡単に着る方法を知りたい
  • キレイに着たい
目次

まずは着物を準備しよう

  • 着物
  • 紐2本
  • 着物クリップ
  • 伊達締め

着物は小紋を選ぶといいと思います。紬や訪問着は、生地的に着やすいとか着にくいとかありますので、初心者の方には一番需要のある小紋をおすすめします。

予算もあるかもしれませんが、できれば正絹のお着物で始めるといいと思います。

これから着物人生を進むに至ってはやはり正絹にたどりつくと思いますので、遠回りせず近道で練習していくことをおすすめします。

リサイクル品でもいいのですが、自分の体にあった寸法、特に見幅と裄は大事になりますので着物を選ぶ際には気をつけましょう!(^^)!

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着物を着ていこう

着物をはおる

着物も長襦袢とほぼ同じように着ていきます。

袖を通す時は長襦袢の袂を握って袖を通していくと、すんなり収まります。

長襦袢、同様なんでも左から始めていきましょう。

両手で衿をもつ

着物の衿を半分に折り、衣紋部分にスナップボタンや紐が付いていたら留めます。

背縫いを中心に着物の柄のある方を自分に向け、肩幅より広い位置で衿を持ちます。

左手でまとめて持って背中へ

右手で持ったところも一緒に左手に預けて片手に持ち替え、下から後ろへ送ります。

背中で左右に振り分ける

後ろ手のまま、背中に回し両手に振り分けて持ちます。

左から肩にかける

左肩、右肩へとかけていきます。

着物はなんでも左からはじめましょう。

長襦袢の袂をもつ

脱げないように右手で着物の衿を持ちつつ、左手で長襦袢の袂を持ちます。

長襦袢の袂を揃え袖に手を通す

長襦袢の袂を持ったまま着物の袖を通し手を出します。

反対側も同様に。袂がゴワゴワしたり、サイズが合っているかを確認します。

衿を仮留めする

長襦袢と着物の背中心を合わせて、二つの衿がずれないように固定していくことが肝心です。

背中心がずれていると、どんどんと着崩れしていき手直しも厳しくなります。

着物クリップでも洗濯ばさみでもOKなので準備しておきましょう。

背中心を合わせる

両衿の端と端を合わせて、体の中心に持ってきます。

背中心をこの動作で合わせていきます。

衿を沿わせる

片手で衿を持ち、もう一方の手で着物の背中心をつまんで下へ引きます。

衿を持った手をゆっくり引いて、着物の衿と長襦袢の後ろ衿に沿わせます。

衿を揃えてクリップで固定

後ろで半衿がはみ出ないように衿の高さを揃え長襦袢の衿と着物の衿をクリップで留めます。

衿先から15㎝上を持つ

衿の先端から15㎝位のところを持ちます。

両衿をたぐり寄せて持つ

両手はそれぞれの衿を蛇腹にたぐり寄せて握りこみます。

着物を持ちあげる

衿を握ったまま前を開き、着物の後ろを長襦袢から少し話して、がばっと持ち上げます。

滑りにくい生地もありますので、この方法の方が失敗しにくいです。

裾位置を決める

裾位置は床スレスレ位が一番キレイに見えます。草履をはくとその分上がりますし、逆に草履を脱いだ時に床にズッてしまうとかっこ悪いです。

下前の裾を軽く引き上げると、後ろ姿が裾すぼまりになってほっそりと見えますよ!(^^)!

床スレスレまで下ろす

持ち上げた裾を、ゆっくりと床スレスレまで下ろします。左右、後ろのすべてが床に触れるか触れないかの長さになるように調整します。

手は床と水平方向に前に出します。

上前の位置を決める

仕上がったときのベストポジションを最初に決めます。上前を前に合わせ、右手を引いたり左手を引いたりしながら位置を調整します。

おくみ線が右足の親指と人さし指の間にくるのが目安となります。

下前を左脇に持っていく

上前をいったん開き、下前を収めます。この時にせっかく合わせたベストポジションが狂わないように、お尻に生地をぴったり当てながら裾合わせを行います。

右見頃を持った手を、左脇に差し入れます。

裾すぼまりにする

左脇に入れた右手を、腰をなでるように上にすべらせ下前の裾をほんの少しだけ斜めにあげます。

腰から下3分の2くらいの脇線が斜めになるのがベスト。

左脇で下前をキープ

左肘で左脇を押さえ、合わせた下前が落ちないようにキープします。

右手は離しても大丈夫。紐を締めるまでは下前が下がってしまわないように、肘や脇、腕を使い常に生地を押さえるようにするのがポイントです。

腰で押さえ裾位置を確認

上前をかぶせたら右手で腰を押さえます。

前の裾は足の甲に触れるくらいの長さをキープします。

後ろも裾がスレスレになっているか合わせてチェックしておきます。

腰紐を締めおはしょりをつくる

腰紐の役割は裾の長さを固定すること。

おはしょりとは腰ひもを締めることによってできる着物の折り返し部分で、帯の下に出てくる部分です。

「おはしょり」がごわごわしていたり、短かったりするとグッと見栄えも悪くなりますので一番気をつけるポイントかもしれませんね(>_<)

右腰を押さえながら左手で紐を準備

右手で着物を押さえながら左手で紐の真ん中をとります。

紐を右腰骨に当てる

紐を持った左手を、右手でおさえているところに当てます。

右手で紐を固定し、左手は紐を軽く持ちながら右腰から左腰へ滑らせます。

腰骨を通っておへその高さで締める

紐の位置は腰骨を通って、おへその高さあたりが目安です。

両手に力を入れながら後ろにまわし、前よりも高い位置で後ろでクロスして引き締めます。

右腰で蝶々結び

体の中心を避け、右に寄せて蝶々結びにします。結び目は、長襦袢の胸紐同様に始末します。

腰ひもはきつすぎると苦しいので、指1本が入る位がちょうどいい加減です。

身八つ口から手を入れおはしょりをまっすぐに

両手を左右の身八つ口から差し入れ、後ろに回します。

指先を下に向かって落とし、背骨から左右の脇に向かって指先を底に当てます。こうするとおはしょりのラインがまっすぐに整います。

前見頃も同様に

手のひらを体にあてておはしょりの底辺に向かって落とし、前見頃のラインもトントンと整えます。

中心から脇に向かって、指先をトントンと滑らすようにもっていきます。

衿を合わせる

衿元がすっきりすることで、着姿も一段とよくなります。

まずは隠れてしまう下前の衿を整え、次に表になる上前の衿を整えます。

半衿は太くても細くてもバランスが悪いので、自分に合った広さを作りましょう。

右手で左衿、左手で右衿を持ち、横に引く

左手はしばらく中に入れたまま、左手で右の衿を持ち、右手は外に出して左の衿を持ちます。

両手とも同じ高さで持ったら、真横に引きます。前にひっぱると衣紋が詰まったり、衿がカパカパ開いてしまうので注意。

両手を10㎝下げ横へ引く

両手をそれぞれ10㎝位下に持ち替えて、真横にひっぱります。

両手をおはしょりまで下げ横へ引く

両手の位置をおはしょりの一番下までおろし、同様に真横にひっぱります。

下前の衿幅を整える

着物と長襦袢の衿が耳の下でぴったり合うよう右手で揃え、左手で下前の衿を折りながら、衿幅を調整します。

首の後ろは半分に折り、徐々に胸に下がっていきながら広くなるように折っていきます。

半衿の出し加減を決める

左手はアンダーバストの高さで下前の衿を持ち、持っている部分を動かして下前の衿の幅を変えていきます。

耳の下を頂点に、半衿が細長い三角形に見えるように衿の角度を調節します。

上前の衿を整える

左手で下前の衿をつかんだまま、右手で上前の衿を持ち、アンダーバストの位置までだんだん幅広くなるように衿を折っていきます。

左側の半衿の幅も調整し、左右対称にします。

胸紐を締める

着物の胸紐はアンダーバストよりもちょっと下ぐらい、帯の外に出ないぎりぎりの高さを目安に結びます。

帯を当てた時に出そうならば下げればよいです。

右手で胸元をしっかり押さえる

みぞおちの上を右手の手のひらで押さえ、しっかり固定できたら左手を抜きます。

せっかく決めた衿合わせがずれないように注意してください。

左手で紐を取る

紐は自分の近くにいつも置いておくようにしましょう。

紐の中心を持ち、体に当てていきます。

アンダーバストにあてる

着物の胸元をしっかり押さえたまま、紐の真ん中から両手をそれぞれ脇に向かって滑らせていきます。

紐を背中で交差させ前で結ぶ

紐を背中に回して後ろで交差させてから、体の横で引き締め前で結びます。

ハの字に引いて背中のシワを取る

背中の紐の下を、親指を上にしてつまみ、ハの字に引きます。シワが取れたか、手のひらでなでて確認します。

背中心を確認

背中の縫い目を探して背中の真ん中を通っているか確認します。

曲がっていたら、紐の下でつまんで軽く真ん中に引くなどして整えます。

伊達締めを締める

背中心がまっすぐになっているか、おはしょりはごわごわしていないか、衿元がパカパカしていないかを確認してみましょう。

背中のシワやお腹周りのシワにも注意して、すっきりと収めていきます。

腰のだぶつきを取る

腰にできるダブつきは縫い目のところでタックを取り、脇で折りこんでおきます。

おはしょりを一重にする

おはしょりの中に手を入れ、下前のおはしょりを帯に入る高さまで持ち上げ、おはしょりの下部分を一重にします。

帯に隠れる部分はぐちゃぐちゃでもOKです。

右側のおはしょりの長さを揃える

前のおはしょりと右側のおはしょりの長さを揃えます。

下前のおはしょりを上げる際、脇まで上げてしまうと腰紐が出てしまいます。脇まで上げずに、前と右側のおはしょりの長さを揃えます。

胸や脇のたるみをとる

脇に近い方の指を胸紐にひっかけて外側にすべらせ、たるみを取ります。

伊達締めでおはしょりを固定

おはしょりの内側で持ち上げた1枚が落ちてこないように伊達締めを下の方に当てます。

強く締めすぎると着崩れるためピタッと当たる程度の強さで締めます。

和装の時は前は低く、後ろは高く締めると安定します。

伊達締めを整えたらできあがり

伊達締めの余った部分をからげて邪魔にならないように始末できたら完成です。

もう一度、背中心やおはしょりのダブつき、シワなどチェックしてみましょう。

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おわりに

いかがでしたでしょうか?上手くできましたか?

長じゅばん、着物と進んでいきましたけど、最初は慣れないので、どこを緩めたらいいのか?どこをしっかりと締めたらいいのか?なんとなくぎこちない?などありますけど、回数を重ねていくと自分に合った着方を身につけることができますので、慌てず何回もチャレンジしてみてください。

チェックポイント
  1. 胸紐がアンダーバストより少し下にある
  2. おはしょりがごわごわしていない
  3. 腰紐が見えていない
  4. 背中にシワがよっていない
  5. 上半身の背中心が真っ直ぐになっている
  6. 胸元や脇にたるみがない

次は帯に進んでいきます。

2022年は着物女子を目指して、がんばっていきましょうね(*^_^*)

私も、微力ながら応援していきますので一緒にキモノライフ、満喫できるといいですね!(^^)!

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