※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
10月は、着物好きにとって一年でいちばん心が躍る季節かもしれません。厳しい暑さがやわらいで袷(あわせ)の季節に入り、街には秋のイベントが目白押し。「そろそろ着物でお出かけしたいな」とうずうずしている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、いざとなると「どこに着て行けばいいの?」「着物で行って浮いてしまわないかな?」と迷ってしまうこともありますよね。せっかくの着物、思いきり楽しめる場所を選びたいものです。
そこで今回は、2026年10月に開催される、着物でのお出かけにぴったりなイベントを5つ厳選してご紹介します。着物専門の大型イベントから、街歩きが楽しいお祭りまで。初心者さんでも安心して楽しめるものを集めましたので、ぜひ秋のおでかけ計画の参考にしてくださいね。
🍁 10月が「着物でおでかけ」に最高な理由
10月は、着物を着るコンディションとして本当に恵まれた月です。真夏のような汗の心配が減り、かといってまだ厚手の防寒も必要ない。歩き回るお出かけにこれほど向いた時期はなかなかありません。
そして何より、10月1日からは「袷(あわせ)」の季節がスタートします。裏地のついた袷は、着物の中でも最もバリエーションが豊富。しまい込んでいたお気に入りの一枚を、ようやく出せるタイミングなんですね。
色合わせの面でも10月は楽しい季節です。えんじ、からし色、深緑、栗色といった秋色が街の景色にすっと馴染みます。夏の間は少し重たく感じた濃い色も、10月なら季節感たっぷりに着こなせます。紅葉やすすき、菊といった秋の柄も、まさに今が出番です。
加えて、10月は全国で伝統行事や和文化イベントが集中する月でもあります。「着ていく場所」に困らないというのは、着物を楽しむうえで思いのほか大きなポイントです。
✅ 10月の着物、ここがうれしい
ふだんは「浮くかな」と気になる着物姿も、和のイベント会場なら全く逆。むしろ着物で行くほうが自然に馴染み、声をかけてもらえることも多いんです。着物デビューの一歩目としても、10月のイベントは本当におすすめですよ。
🎪 2026年10月の着物イベント5選
それでは、10月に開催されるおすすめイベントを見ていきましょう。それぞれ雰囲気も楽しみ方も違うので、ご自身の「着物気分」に合うものを選んでみてください。
① きものサローネ2026(東京)
国内最大規模の、きものファッション&カルチャーの祭典です。100を超えるブランドが集まるマルシェは、見て回るだけでも一日があっという間。ファッションショーなどのステージイベント、ワークショップ、プロのカメラマンによる撮影体験など、着物好きにはたまらない内容が詰まっています。
「着物は好きだけど、お店に入るのは少し緊張する」という方にこそおすすめ。たくさんのブランドを一度に気軽に見比べられるので、自分の好みを知るきっかけにもなります。会場は着物姿のお客さまばかりなので、思いきりおしゃれをしていく絶好の機会ですよ。
| 開催日 | 2026年10月11日(日)・12日(月・祝) |
|---|---|
| 時間 | 10:00〜18:00 |
| 会場 | 東京国際フォーラム E1ホール(東京都千代田区丸の内) |
| 入場 | チケット制(前売り・当日券あり) |
② キモノEXPO 2026(東京)
こちらは「職人の技」にぐっと近づける和の祭典です。紅型染(びんがたぞめ)やモダン金継ぎ、京七宝といった和のワークショップが充実していて、見るだけでなく手を動かして楽しめるのが大きな魅力。
特に注目したいのが「きものクリニック」。手持ちの着物についての相談ができるコーナーで、「この着物、いつ着ればいいの?」「シミが気になるけど直せる?」といった、なかなか人に聞けない悩みを相談できます。入場無料というのもうれしいポイントですね(ワークショップは別途体験代がかかります)。
| 開催日 | 2026年10月7日(水)〜12日(月・祝) |
|---|---|
| 会場 | 東京交通会館 12F ダイヤモンドホール(東京都千代田区有楽町) |
| 入場 | 無料(ワークショップは体験代別) |
③ 川越まつり(埼玉)
「小江戸」と呼ばれる川越の蔵造りの町並みを、絢爛豪華な山車(だし)が巡行する国指定重要無形民俗文化財のお祭りです。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、関東を代表する秋祭りのひとつ。
着物好きにとって川越まつりの魅力は、なんといっても「街そのものが絵になる」こと。蔵造りの建物と着物姿の相性は抜群で、どこで写真を撮っても様になります。日が暮れてから提灯に灯がともる「宵山」の幻想的な雰囲気も格別ですよ。
ただし大変な人出になるので、歩きやすい草履を選ぶこと、そして人混みで裾を踏まれないよう気をつけることをお忘れなく。
| 開催日 | 2026年10月17日(土)・18日(日) |
|---|---|
| 会場 | 埼玉県川越市 蔵造りの町並み周辺 |
| アクセス | 西武新宿線「本川越」駅、東武東上線「川越市」駅ほか |
④ 時代祭(京都)
葵祭・祇園祭と並ぶ「京都三大祭」のひとつ。平安神宮の創建と平安遷都1100年を記念して1895年に始まった、歴史ある祭礼です。
最大の見どころは、約2,000名・全長約2キロにおよぶ「時代風俗行列」。明治維新から平安時代まで、各時代の装束をまとった人々が京都御所から平安神宮まで練り歩きます。まるで生きた時代絵巻のようで、和装が好きな方にはたまらない光景です。
行列は12:00に京都御所の建礼門前を出発し、先頭が平安神宮に到着するのは14:30頃。約4.5キロの道のりを2時間半ほどかけて巡行します。じっくり見たい方は有料観覧席の利用も検討してみてください。
| 開催日 | 2026年10月22日(木)※雨天順延 |
|---|---|
| 時間 | 時代行列は12:00に京都御所を出発 |
| ルート | 京都御所 → 烏丸御池 → 平安神宮 |
⑤ 京都きものパスポート(京都府内)
最後は「イベント」というより、10月から始まる着物好きのためのキャンペーンです。着物姿でスマホの画面を見せるだけで、京都府内の約250施設で特典が受けられるという、なんともうれしい取り組み。
対象は寺社仏閣、美術館・博物館、飲食店、カフェ、ショップ、ホテルなど幅広く、着物で京都を巡るならぜひ活用したいところ。なかでも心強いのが「きものレスキュー」で、百貨店などで着崩れを直してもらえるサービスが通年で利用できます。一人で着付けをして出かける方にとって、これほど安心なものはありません。
| 期間 | 2026年10月1日〜(年度ごとに更新) |
|---|---|
| 対象 | 京都府内 約250施設 |
| 使い方 | 公式サイトの呈示画面を着物姿で提示するだけ |
👘 イベントに着ていく装い&持ち物チェック
イベントへのお出かけは、いつもの街歩きより「歩く距離が長い」「立っている時間が長い」「人が多い」という三重苦になりがちです。装いと持ち物を少し工夫するだけで、快適さがまるで変わります。
着物は、10月なら小紋や紬(つむぎ)の袷がちょうどよい選択です。お祭りや街歩きなら、多少汚れても気にならない木綿やポリエステルの着物も心強い味方。一方、きものサローネのようなおしゃれを楽しむ場では、お気に入りの一枚で思いきり着飾ってしまいましょう。
帯は、長時間の外出なら半幅帯がおすすめです。お太鼓より背中が軽く、電車の座席にも座りやすいのが利点。名古屋帯で行くなら、帯枕を低めにセットすると疲れにくくなります。
- ◆草履:履き慣れたもの、または鼻緒が柔らかいものを。新品の草履はイベント当日にはおろさないのが鉄則です
- ◆羽織もの:10月は朝晩の冷え込みも。薄手の羽織やショールを一枚持っておくと安心
- ◆絆創膏:鼻緒ずれ対策の必需品。指の間に貼れる小さめサイズを
- ◆クリップ・洗濯ばさみ:お手洗いのときに袖や裾をまとめるのに大活躍
- ◆風呂敷かサブバッグ:マルシェでの買い物や、脱いだ羽織を入れるのに便利
- ◆ハンカチ・扇子:10月でも人混みは暑くなります。扇子は一本あると重宝します
💡 知っておくと安心!イベント着物の豆知識
最後に、イベントに着物で出かけるときに知っておくと安心なポイントをお伝えします。
まず「日程は必ず公式サイトで最終確認を」。お祭りは天候によって順延や内容変更になることがありますし、展示イベントも会期が変わる場合があります。この記事の情報も2026年9月時点のものですので、お出かけ前にはぜひ公式サイトをチェックしてくださいね。
次に、混雑するイベントでは「動きやすさ」を最優先に。袖が長い着物は人混みで引っかかりやすいので、お祭りに行くなら袖の短めな着物が安心です。バッグも両手が空くタイプを選ぶと、写真を撮るときにも快適です。
そして意外と見落としがちなのが「帰りの体力」。着物でのお出かけは、思っている以上に体力を使います。欲張って予定を詰め込みすぎず、途中でお茶をする時間を組み込んでおくと、最後まで機嫌よく楽しめますよ。
💡 着物で行くと得することも
和のイベントでは、着物で来場すると割引や特典が受けられる場合があります。京都きものパスポートはその代表例ですが、ほかのイベントでも「着物割引」を実施していることがあるので、事前に公式サイトの案内をチェックしてみてください。ちょっとお得に、そして気持ちよく一日を過ごせます。
10月は、着物を着る楽しさをいちばん実感できる季節です。気候がよく、街に和の景色があふれ、同じように着物を楽しむ人にもたくさん出会えます。「一人で行くのは不安」という方も、和のイベント会場なら着物姿の方がたくさんいるので、驚くほど自然に溶け込めますよ。
この秋、ぜひタンスの中のお気に入りの一枚を連れ出してみてください。きっと忘れられない一日になるはずです。
きものでライフでは、YouTubeやInstagramでも着付けのコツやコーディネートを発信しています。おでかけ前の準備にぜひのぞいてみてくださいね。皆さまの秋の着物ライフが、素敵なものになりますように。
コメント