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結婚式は新郎新婦を祝福するためのおめでたい場。
どんな衣装を着ようか、悩む人も多いのではないでしょうか。
せっかくの晴れの日には、着物でお祝いの気持ちを表現してみるのはいかがですか?
この記事では、結婚式に参加する際の着物の選び方をご紹介していきます。
年齢や関係性によって種類が変わりますので、どんな着物を選べば良いのか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは早速ご紹介していきましょう。
- 結婚式に着物で参加しようと思っている
- どんな着物を着ていいかわからない
着物の種類と選び方
まずは結婚式に相応しい着物の種類を4つご紹介します。
黒留袖
五つ紋が入った黒色の着物。
既婚女性のみ着用することができます。
色留袖
未婚・既婚問わずに着用できる格式の高い着物です。
フォーマルな場にピッタリ。
訪問着
年齢や結婚の有無に関係なく着用できる準礼装。
格式のある場だけでなく、お出かけ時にも使えてさまざまなシーンで活躍します。
振袖
未婚女性の第一礼装です。
だいたい20〜30歳くらいが適齢とされています。
結婚式では上記の着物を着用するのが一般的ですが、種類によって注意しなければならないこともあります。
新郎新婦との関係性や立場によって、選ぶ着物が変わってきますので、それぞれに合った種類を選ぶようにしましょう。
新郎新婦の母
立場上、挨拶する機会が増えるため、大勢の方に注目されることが予想できます。
着物の中でも最も格式が高いとされる黒留袖が相応しいでしょう。
神社だけじゃなくチャペルでの式でも着用OKです。
黒の着物というと喪服を連想するかもしれませんが全く別物!
喪の場合は無地で控えめであるのに対し、黒留袖には金や銀の華やかな柄が入ったものが多いです。
お祝いの気持ちを表現した、古典柄の入った着物が華やかでおすすめですよ。
同じ黒の着物であっても用途が違うので、絶対に併用しないようにしてくださいね。
新郎新婦の姉妹
兄弟・姉妹の結婚式の場合、自分が既婚者ならば上記で説明した黒留袖か色留袖を着ると良いでしょう。
地域によっては親族の既婚女性は全員黒留袖でなければならない場所もあるのだそう。
両家の装いの「格」に差が出ないように事前に相談することが大切です。
未婚の場合は黒留袖は着用できないので、色留袖か訪問着にしましょう。
30歳頃までの未婚女性であれば華やかな振袖も良いですね。
通常よりも袖の長い「大振袖」は花嫁衣装なので、選ばないように注意してくださいね。
友人・同僚
画像出典:youRSTYLE
結婚式に呼ばれる側のゲストであれば、親族よりも格を下げた準礼装の着物を選びましょう。
年齢や既婚に関係なく、訪問着を着るのが一般的とされています。
また、三つ紋や一つ紋を付けた色留袖だと親族の方と間違われる可能性もあるのだそう。
そのため、誤解されないように訪問着での出席が無難です。
着物の色や柄
着物の種類が合っていれば何を着ても良いわけではありません。
色を間違えたら悪目立ちしてしまいます。
では、どんな色の着物を選べばいいのか悩んでしまいますよね。
おすすめの着物の色を年代別で記してみました。
あくまでも花嫁が主役ということを忘れず、年齢に合った色味をチョイスしてみると良さそうですね。
20~30代 | 淡いピンクなどの明るく華やかな色 |
40代 | 薄い水色やクリームなどの落ち着いた色 |
50代以上 | 明るいグレーや薄い紫などの上品な色 |
また、おすすめの柄とその理由についてもご紹介します。
着物の柄は、吉祥文様と呼ばれる縁起の良いものや、古くから装飾に使用されていたものなどたくさんあります。
柄に込められた意味を知っておくことで、さらにお祝いの気持ちが伝わりそうですね。
松竹梅 | 生命や長寿の象徴 |
亀 | 長寿・吉兆の意 |
鶴 | 同じ相手と一生添い遂げることから「夫婦円満」の意 |
扇 | 末広がりなので「発展」「繁栄」の意 |
亀甲文 | 亀の甲羅のように六角形が並ぶ柄 幸運を祈る意味があり、古くから親しまれている |
花菱 | ひし形の中に花びら4枚を描いた模様 日本企業や家紋にも使われている |
避けたほうが良い柄
結婚式にピッタリな柄がある反面、あまり良くないとされる柄もあるのでご紹介します。
昔からの迷信のようなものなので、そこまで気にしなくても良いのですが、これらの柄がメインとなる着物は避けたほうが良いのかもしれませんね。
桜 | 散る様子が思い浮かぶため |
椿 | 花が丸ごと落ちることが不吉 |
梅 | 花が散る様をこぼれると表すため |
下り藤 | 「下がる」を連想させるため |
蝶々 | まっすぐに飛ばないので浮気をイメージさせる |
着物は仕草にも注意!
普段から着物を着ていない人は、姿勢や歩き方、食事の時にも注意が必要。
背筋をしっかり伸ばして、歩幅を小さくすり足にすると凛として上品な印象になりますよ。
一歩が大きいと裾が開いてだらしなく見えてしまうので気を付けてくださいね。
椅子に座るときには、帯が潰れないように浅めに座るようにしましょう。
普段よりも袖が長いので、物に引っかかったり料理に入って汚れたりしないように注意してください。
食事中は、手を伸ばす時に反対の手で袖をおさえることで回避できそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、結婚式に出席する時の着物の種類や仕草などをご紹介しました。
着物は種類ごとに格式があったり、それぞれの柄に意味があったりと、奥が深いことが分かったのではないでしょうか。
その場に適した着物の種類や、気をつける仕草を知ることで安心してお祝いができそうですね。
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