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着物と茶道は、礼儀作法や美意識を象徴する文化として、古くから深い結びつきがあります。
茶道での装いや美しい所作は、今でも伝統として大切に受け継がれています。
茶道の歴史を学ぶことで、自然と着物での正しい姿勢や立ち振る舞いに意識が向くようになるでしょう。
この記事では、茶道の歴史の中で変化してきた着物の装いや美しい所作を解説します。
ぜひ最後までチェックして、茶道に参加する時の参考にしてみてくださいね。
歴史から見る着物と茶道の関係性とは

お茶や空間を楽しむ茶道の場では、着物の格や美しい所作が欠かせません。
時代ごとに変化する茶道文化に合わせて、求められる装いや立ち振る舞いも次第に形づくられていきました。
平安時代
平安時代には、中国の唐からお茶が伝えられ、儀式やもてなしの場で使われるようになりました。
団茶(だんちゃ)という固めた茶葉を火にあぶり、粉末状にして熱湯に溶かして飲むのが特徴です。
お茶の席自体が格式高く、着物は十二単や豪華な装飾があるものがふさわしいとされていました。
着物によって、お茶を楽しむ場の雰囲気がより一層引き立てられていたのです。
鎌倉時代
鎌倉時代には、本格的な抹茶と茶道具が伝えられ、抹茶文化が根づき始めました。
心を静めて自分と向き合う禅宗の広まりとともに、武士や僧侶の間で静かにお茶を楽しむという習慣が生まれました。
着物は華やかさよりも質素さが重視され、心を整えるお茶の時間に寄り添う形へと変化していったのです。
お茶の場でも気軽に楽しめる装いとして、実用性のある小袖が着られるようになりました。
室町時代
室町時代初期には、中国の高級な茶器や絵画などを鑑賞しながら、お茶を楽しむ豪華な茶会が行われるようになりました。
身分の高さや裕福さを表す、華やかな空間づくりや装いが特徴です。
後期になると、日本の茶道具に価値が見出され、落ち着きのある着物と静かな美を備えた4畳半ほどの茶室が主流となりました。
お茶を点てる一連の動作が整理されたことで、所作のかたちが整えられていきました。
江戸時代
江戸時代には、庶民にも茶道が広く楽しまれるようになり、女性の教養としても定着していきました。
裾の長さや袖の広がりなど、着物の形にも美しさを引き立てる工夫がされるようになったのです。
茶道の場に適した着物の形や着こなし、所作が礼儀作法として確立されました。
点前や作法に加えて、着物で美しく動くための所作が重視されるようになりました。
明治から昭和
明治には裁縫技術の発展により、着付けが簡略化され、動きやすくなったのが特徴です。
季節を感じる文様や素材選び、帯や小物の合わせ方で個性を表現する工夫がされるようになりました。
昭和になると、茶道が一般家庭や女性の習い事として広く親しまれるようになります。
着物は、茶道の美しさを演出する道具の一部として、茶室にふさわしい着こなしが意識されるようになったのです。
平成から現代
平成には、洋装でも気軽に茶道が楽しめる習い事や体験が増えてきました。
日常での着物離れが進んだことで、着物や茶道そのものが特別で格式が高いと認識されるようになりました。
現代では、美しい所作が求められる本格的な茶道や気軽に楽しめるものなどさまざまです。
かたちは変わっても、茶道の中で育まれた装いや所作には、変わらない美しさを感じられるでしょう。
茶道文化が育てた着物の所作

茶道の文化は、着物を美しく見せるための所作を育んできました。
心を落ち着かせる精神や茶室で同席する相手や茶道具などへの配慮が、着物での姿勢や動作に影響を与えています。
正しい姿勢と座り方を保つこと
正しい姿勢と座り方を保つことで、自然と美しい所作や立ち振る舞いに意識が向けられます。
基本の姿勢が崩れていると、着物の乱れや心の落ち着きにも影響します。
頭のてっぺんから糸でつられているような意識で、背筋を伸ばすことが大切です。
座る時は正座なので、体幹をしっかり安定させ、手は指を揃えて膝の上に添えます。
ゆっくりとした動作を行うこと
ゆっくりとした動作を行うことで、茶道の時間に集中し心が整えられます。
丁寧な所作は、茶道具や同じ空間を過ごす人への感謝や敬意を示す重要なポイントです。
着物の袖や裾に配慮すると、着物姿の美しさや所作が引き立ちます。
音を立てないように意識すれば、自然と丁寧な動きになり、雰囲気に合った上品で落ち着いた印象を与えることができます。
まとめ

この記事では、茶道の歴史と受け継がれてきた装いや美しい所作を解説しました。
平安時代には、豪華な茶会に格のある華やかな着物が着られていました。
室町時代になると静かな美が重視され、お茶の場に合った上品な装いや美しい所作など茶道のかたちが確立されたのです。
習い事や体験など茶道を気軽に楽しめる機会が多くあります。
ぜひ参考にして、茶道に参加する時には、正しい姿勢やゆっくりとした動きを意識してみてくださいね。
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