おしゃれは服装だけでなく、指先まで楽しみたい女性は多いはずです。着物を着ているときにネイルをしてもいいのか、考えたことはないでしょうか。
この記事では、着物とネイルとマナー関係、着物に合うネイルの選び方、特別なシーンの着物とネイルの選び方を紹介します。マナーを守り、着物とネイルのおしゃれを楽しみましょう。
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着物とネイルとマナーの関係
着物を着て、ネイルをするなんて、マナー違反と思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、着物とネイルとマナーの関係を解説していきます。
着物を着る際のネイルはOKなのか
伝統的な文化を重んじるあまり、着物にネイルをするのはマナー違反と考えられている年配もいます。
しかし最近は、着物にネイルをするのは個人の自由であり、おしゃれを楽しんでいます。
特に結婚式で、幅広い年代の方が集まる場では、TPOに合わせたネイルデザインを選択しましょう。
着物とネイルを合わせる際のポイント
ネイルは、着物のデザインと合わせることによって、違和感を感じず自然なおしゃれアイテムです。
普段着として着物を着る場合は、ネイルマナーはありません。
結婚式の場は、お祝いにふさわしい着物やネイルを選択しましょう。
振袖や訪問着には、品の良さ、清潔さ、清楚さが求められます。カジュアルデザインや派手なデザイン、黒っぽい色、派手な色は避けます。
あくまでもネイルは、ワンポイントとなるよう着物とマッチさせるのがポイントです。
着物に合うネイルの色・柄
ここでは、着物に合うネイルの色と柄、デザインの選び方を解説します。
基本となる色の選び方
着物を着るときのネイル選び方は、着物の色や柄をネイルに合わせることです。
統一感が出て、簡単な方法です。ここではさらに、色別のネイルの選び方をまとめてみました。
色別の着物 | 与える印象とおすすめのネイルデザイン |
赤系・ピンク系の着物 | ・可愛らしい印象になる・白、赤、ピンクなどのネイルカラーを選択し、花柄のネイルデザインを選択する |
黄色系・オレンジ系の着物 | ・元気で明るい印象になる・同系色のアイボリーやクリーム色のネイルを選択する・帯や柄に緑や紺を選択すると、アクセントカラーになり、引き締まった印象になる |
青系・緑系の着物 | ・洗練された涼しげな大人っぽい印象になる・深い青系の着物には、ラインストーンや金箔を選択するのがおすすめ・明るい青系の着物には、シルバーやピンク色をのせると、上品に仕上がる・深い緑系の着物には、同系色のネイルを選択する・明るい緑系の着物には、白やライトグリーンのネイルを選択する・緑の濃淡があるグラデーションもおすすめ |
黒系の着物 | ・モダンでおしゃれな印象になる・赤色、黒色、白色のネイルカラーにすると、もう一つモダンな雰囲気が加わる・ゴールドをアクセントに加えることもおすすめ |
紫系の着物 | ・シックな印象になる・濃い紫系も薄い紫系の着物も、同系色のネイルをベース合わせるのが良い・濃い紫系の着物には、白色、黒色、金色をアクセントに入れると大人らしい印象が加わる・薄い紫系の着物には、白色を加えると優しい印象がプラスになる |
柄やデザインのポイント
ネイルの柄も着物の色と同じく、ふさわしい柄を選ぶのが重要です。
和柄
和装で和柄の着物には、和柄のネイルがよく合います。
着物に描かれている柄を取り入れることで、統一感のある印象に仕上がります。
ただし、すべての着物の柄を、ネイルに取り入れてしまうと、ゴテゴテした印象になりかねません。その場合は、柄に入れる指を絞り、調整しながら仕上げてみるのがいいでしょう。
季節感がある花柄
その季節にあった花柄を、ネイルデザインに取り入れるのもおすすめです。
季節にあった花柄をネイルに取り入れると、その場で良い雰囲気や印象を与えられます。こちらも、すべての指に入れてしまうとくどくなるため、入れる指だけ選択し上品に仕上げるのが大切です。
シンプルデザイン
あえてネイルに柄を取り入れずシンプルに上げることで、清楚さを与え、好印象になるでしょう。カジュアルシーンでは、大人らしい印象を与えます。
次の種類がシンプルデザインです。
- ワンカラー
- グラデーション
- フレンチネイル
着物を着るときの気をつけたいネイルマナー3選
着物を着てネイルをするときは、着物を傷つけてしまう恐れがあります。
ここでは着物を着るときの気をつけたいマナー3選を紹介します。清潔感を保つことがポイントです。
マナー1:派手なネイルを避け、和柄やシンプルデザインにする
着物を着てネイルをするときは、TPOに合わせたネイルデザインに仕上げるのが大切です。
特に結婚式では、幅広い年齢層が出席しており、どの方にも不快に思われないようなネイルデザインにしましょう。
前述した和柄やシンプルデザインがおすすめです。ワンカラーを取り入れるだけでも、着物姿に上品な印象を与えます。
マナー2:爪は短く切っておく
爪を短く切ることは清潔感を与えます。爪はなるべく短く切っておきましょう。
ロングタイプのネイルチップやスカルプネイルにすると、不衛生になります。長い爪だと着物を傷つけてしまいます。
長い爪は不便に感じてしまい、お祝いの席で恥ずかしい思いをしないようにしましょう。
マナー3:毎日の爪の保湿ケアを行う
着物を傷つけないために、毎日爪の保湿ケアを行うことが大切です。
さかむけや、爪が割れてしまうと、着物を傷つける原因です。
乾燥した爪にネイルをしても、美しい爪に整えづらくなります。毎日保湿を行うこと、乾燥を防ぐだけでなく、清潔感のある爪に整え、美しい印象を与えます。
「着物」に「ネイル」を加える魅力
ネイルをすることで派手な印象を与え、着物と合わないと思っている方もいます。
しかしここまで解説したように着物とネイルとマナーの関係や、選び方、気をつけるべきことを理解しておきましょう。
着物だけで成立しますが、ここで着物の柄にあった上品なネイルデザインを選択し、ワンポイント高い女性らしさを演出できます。
まとめ
今回は着物とネイルについて解説してみました。
着物を着るときはやっぱりテンションあがりますよね(^v^)髪型ももちろん大事ですし、女の子ならばやはりネイルも気になるところ。
着物同様、オシャレを楽しんで自分にあった個性をだしていただければ、もっと着物ライフが楽しめるのではないかと思います。足元から爪先、頭までかわいいスタイルが溢れていますので、ぜひ皆のコーデを参考にしつつ満喫していきましょうね。
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