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みなさんは冬の京都にどんなイメージを持っていますか?
底冷えするといわれる冬の京都ですが、観光シーズンとして人気の場所です。
日本の風情を感じられる名所がたくさんあり、1年を通して着物で観光している人を多く見かけます。
せっかく着物で京都に行くなら、万全な防寒対策で冬景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事では、冬の京都を着物で温かく過ごすための防寒対策とおすすめスポットを紹介します。
ぜひ、最後までチェックしてください。
冬の着物選び
冬に着る着物は裏地をつけて仕立てられた「袷(あわせ)」が適しています。
秋から冬にかけて着るものなので、風を通しにくいです。重厚感があり、暖かく着用できます。
暗めのグレーや落ち着いた色味の紺が冬の景色に良くになじみ、コーディネートしやすいです。
明るい雰囲気を出したい場合は、暖かみのある赤やオレンジ、緑などの映える色を選ぶのがおすすめです。
着物だけでは1月の寒さをしのげないので、防寒アイテムを活用して観光を楽しんでください。
冬の防寒アイテム
冬の着物には防寒対策が必須です。以下では、おすすめの防寒グッズを4つ紹介します。
インナー
インナーは発熱や保温性のある下着を選びましょう。
シルクの素材は汗などの水分を吸収してくれるだけでなく、放湿効果があるので温かい上に蒸れを防いでくれます。
襟がつまったインナーは着物の首元から下着が見えてしまう可能性があるので注意が必要です。
ボトムスは足袋をはいているので、足首までのレギンスやレッグウォーマーを活用してください。
手首・足首・首
手袋やマフラーなどで、冷えが気になる「3つの首」を温めることが重要です。
手にはロングタイプの手袋がおすすめで、袖から入る風を防いでくれます。
足首は着物用のストッキングやフリース素材の足袋で温めましょう。
首にはマフラーや大きめのショールを巻くと良いです。
どの着物の柄とも合うように無地のものを選ぶとコーディネートしやすくなります。
羽織・アウター
着物は袖から冷たい風が入るため、必須になるのが羽織やコートです。
裏地のついた「袷羽織」や綿が入った「綿入羽織(わたいればおり)」は防寒用として室内外で着用可能で、カジュアルに着こなせます。
和装コートの定番である「道中コート」はフォーマルな場に適していますが、柄によってカジュアルな装いが可能です。着物や気温に合わせて防寒着を選びましょう。
カイロ
カイロは貼らないタイプを選びましょう。
貼るタイプは低温やけどをしてしまう可能性があり、着付け後は剥がせなくなるので注意が必要です。
お腹周りは補正タオルや帯で包まれているので意外と温かく感じます。
着物をレンタルする人はスタッフに相談しながら決めてください。
おすすめスポット
京都は金閣寺や銀閣寺など17の世界遺産をもつ日本文化の象徴ともいえる都市です。
そのため、着物文化が現在でも根付いており、お寺や神社などの古き良き街並みが最大の魅力です。
積雪をしていれば、いつもとは違う冬景色の京都を楽しめます。
嵐山
嵐山は京都駅から電車で30〜40分でアクセスできます。
景色の見えるカフェや食事処も多くあり、嵐山のシンボルである「渡月橋」は京都の代表的な川の桂川にかかる橋です。
四季折々に表情を変え、冬には雪とのコントラストが綺麗な景色を楽しめます。
比較的人が少ない午前中に行くのがおすすめです。
写真映えするおすすめスポットは「キモノフォレスト」です。
600本の京友禅の柱を森に見立てた装飾で、毎日夕方からポールに埋め込まれたLEDライトが点灯し、幻想的な雰囲気を楽しめます。
32種類もの柄があるので、お気に入り柄を見つけながら散策してみてはいかがでしょうか。
蹴上(けあげ)インクライン
蹴上インクラインは京都駅から20分ほどでアクセスできます。
琵琶湖と京都を結ぶ輸送ラインとして利用されてきた世界最長の傾斜鉄道跡で全長582mです。
明治から大正の華やかな西洋文化の雰囲気が残っているスポットになります。
線路の上を自由に歩けるので、人の少ない夜や明け方に行くのがおすすめです。
近くにはレンガ造りの「ねじりまんぼ」と呼ばれるトンネルがあります。
トンネルの上を通っていた船を乗せた台車の重さに耐えるため、レンガを捻じ曲げるようにつくられた明治時代の貴重な土木技術が残されています。
まとめ
冬の着物の防寒対策と京都のおすすめのスポットを紹介しました。
着物での観光が初めての場合は、事前準備を念入りにして防寒グッズは必ず持参しましょう。
最近では着物用に工夫された防寒グッズがあるので、お出かけ前に探してみてください。
京都には着物をレンタルできるお店が多く、計画や好みに合わせて近くのお店を利用できます。
せっかくの冬の京都を着物で観光するのであれば、温かい装いで寒さに負けずに冬の景色を楽しんでくださいね。
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