友人の結婚式に招待された!
せっかくだから着物を着ていきたい!
でもどんな着物を選んだらいいのかわからない…。
そんな風に思ったことはありませんか?
結婚式で着物を着る場合、着物の「格」や「色」など、気をつけなくてはならないことがたくさんあります。
そこで今回は、
- 結婚式で着るべき着物の種類
- 結婚式で避けるべき着物の種類
- 結婚式の着物に合わせるべき小物
について解説していきます。
ご友人のハレの舞台。
せっかくなら、着物でお祝いしてあげましょう!
- 友人の結婚式に招待された
- 着物を着て結婚式に参列したい
- 結婚式に着るべき着物を知りたい
未婚・既婚で違う!結婚式で着るべき着物の種類
友人の結婚式で着物を着る場合、
- 未婚か既婚か
- 年代
で着るべき着物が変わります。
さっそく、着物の種類ごとに詳しく説明していきますね。
振袖
振袖は、未婚女性の第一礼装です。
成人式の衣装として定番ですね。
振袖には、
- 大振袖
- 中振袖
- 小振袖
の3種類あり、袖が長いほど格式が高くなります。
婚礼衣装は大振袖、成人式で着るのが中振袖、卒業式で着るのが小振袖というと分かりやすいでしょうか。
式場が華やかになるので、新郎新婦や、その親族の方にも喜ばれます。
ただ、花嫁の衣装と色柄がかぶってしまった…なんてことにならないよう、事前に新郎新婦に相談したほうがいいでしょう。
「未婚女性の礼装」なので、特に年齢制限があるわけではありません。
しかし、30代以降の場合は、次に紹介する訪問着や附下げのほうがおすすめです。
訪問着・附下げ
訪問着は、未婚・既婚問わずに着ることができる礼装です。
友人の結婚式で着る場合、一番間違いのない種類の着物と言えます。
肩から袖、裾にかけて華やかな絵羽模様が描かれており、結婚式にぴったりです。
紋を入れることで格式が高くなりますが、友人の結婚式で着るなら無紋で問題ありません。
附下げは訪問着を簡略化した着物で、こちらもフォーマルな場面で着ることができます。
訪問着よりも控えめな柄のものが多く、基本的に紋は入れません。
結婚式で訪問着や附下げを着るなら、上品な古典柄のものを選ぶといいでしょう。
色無地
色無地は、未婚・既婚問わずに着ることができる着物です。
紋の数によって格式が変わり、三つ紋や一つ紋なら礼装、無紋なら気軽なお出かけ着となります。
友人の結婚式で着るなら、一つ紋がちょうどいいでしょう。
結婚式にお呼ばれしたとき、避けたほうがいい着物は?
結婚式に着物を着て行ったけれど、ふさわしくないものを着てひんしゅくを買ってしまった…。
できれば、そんな事態は避けたいものですよね。
結婚式で着物を着る場合、避けたほうがいい色や種類がいくつかあります。
どのようなものを避けるべきか、一つずつ解説していきますね。
カジュアルな着物
結婚式は、フォーマルな場所です。
木綿素材の着物や小紋など、カジュアルな着物は避けましょう。
ただし、小紋でも「江戸小紋」ならば、一つ紋を入れることで準礼装の着物になり、フォーマルな場所に着ていくことができますよ。
白地の着物
白は、花嫁の衣装の色です。
洋装の場合も、花嫁のドレスとかぶらないよう、白は避けるべきだと言われていますよね。
着物も同様に考えるといいでしょう。
白地の多い着物は、避けるのが無難です。
黒地の着物
新郎・新婦の親族は、一般的に黒留袖を着ます。
黒地の着物を着てしまうと、親族と紛らわしくなってしまいます。
そのため、黒地の多い着物は避けたほうがいいでしょう。
赤やオレンジなど、華やかな色の着物
花嫁が着る本振袖や打掛は、赤やオレンジ、金色などが多いです。
花嫁衣装と色がかぶるのは厳禁!
花嫁が何色の衣装を着るのかわからない場合は、赤やオレンジなどの華やかな色は避けたほうがいいでしょう。
結婚式の着物に合わせる帯や小物は?
結婚式で着る着物は、格式の高い礼装です。
それに合わせて、帯や小物もフォーマルなものを選びましょう。
- 帯
- 帯締め・帯揚げ
- 草履
について、具体的に解説していきます。
帯
結婚式に着物を着る場合、帯は「袋帯」を合わせましょう。
振袖に合わせるなら華やかな変わり結び。
訪問着や附下げ、色無地に合わせるなら二重太鼓に結ぶといいでしょう。
金糸・銀糸を使ったものや、吉祥文様を用いた帯がおすすめです。
帯締め・帯揚げ
帯締めは、
- 白や淡色
- 金糸・銀糸を組んだもの
- 幅広なもの
- 厚みのあるもの
などを選ぶといいでしょう。
帯揚げは、
- 淡い上品な色
- 金銀の箔が入ったもの
- 刺繍の入ったもの
などを選ぶといいでしょう。
また、振袖に合わせるなら総絞りの豪華なものを選びたいですね!(^^)!
草履
草履は、台の高さが高いものがフォーマル用とされています。
台が一段や二段、三段のものがありますが、写真のような三段のものなら間違いないでしょう。
色は、金や銀を基調としたものや淡色のものがおすすめです。
また、草履に合わせる足袋も色々ありますが、結婚式には白一色のものを選びましょう。
おわりに
この記事では、友人の結婚式にお呼ばれした際の着物について、どのような着物を選ぶべきなのか、また避けるべきなのかを解説しました。
花嫁やその親族と色がかぶらないようにすること。
目立ちすぎないようにすること。
そのような観点から選ぶといいですね(^ ^)
大切なご友人の、一生に一度のハレの舞台。
ハレの場にふさわしい着物を着て、お祝いの気持ちを伝えましょう!
コメント