きものを着て街を散歩すると様々な嬉しいことや困ってしまうことが起こります。
慣れるとたいしたことではないのですが、始めてのお出掛けならばなおさら不安になりますよね。
きものでお散歩は街ゆく人達の注目の的にもなりますし、中にはキモノ警察に出会ってしまうかもしれません(>_<)
貴方が楽しく気分よくお散歩できるように、少しだけ気をつけることで更にキモノライフを満喫できますよ。
- これから着物デビューする
- 着物を着て初めて街ブラしてみる
- 着物を長時間着たことがない
- 着物で街にでることが少し照れくさい
着たいものを着ること
もっとも重要なことは、きものを着ることをためらわないこと。
他人の目を気にしたり年齢や性別を言い訳に尻ごみする方もいらっしゃいますが、貴方が楽しく、テンションが上がるきものを着て出歩いていればOKです。
もし一人では・・勇気いるなあ・・と思うならばまずはお友達や着付け教室仲間など、誰か誘って見てください。
たまに、着物屋さんや街のイベントで着物でお出掛けをサポートしていることもありますので、そこに参加するのも一つの方法だと思います。
褒められたら笑顔で返そう
きもの姿で歩いていると「素敵ですね」「いいお着物ですね」など声をかけられたりします!(^^)!
そういう時には謙遜したり、反対に自慢したりする方をたまにお見かけします。
でも、そこは「ありがとうございます」と一言だけ感謝を伝えましょう(*^_^*)
きもの姿で街を歩くとどうしても目立ちます。それが本来は気持ちいいということなんですけど、胸を張って私は「きものが好き!」ということを雰囲気で発信していきましょう。
足が楽な草履にこだわろう
長時間歩くときに一番困ることは足が痛くなること。
慣れない草履で歩きまわると、つま先や足の甲あたりが痛くなってきます。特に指の間ですね。
ここは、自分にあった草履をお勧めします。一番いいのは、少しお値段ははりますが、自分にあった鼻緒を調整してもらえるような草履を選んだり、一般的には【菱屋のカレンブロッソ】あたりなんかは有名で履きごごちよいです。
足が痛くなると気分も滅入ってしまいますし、散歩も苦痛になってきます。
「これだから着物はイヤなんだ!」って思われないようにしたいものです。
おしゃれは足元からとも言うように、散歩は足元からでいきましょう!(^^)!
ちょっとした仕草できものを守る
階段を上る時、上前を少し持ち上げると歩きやすくなります。
食事中は手拭いを汚れ防止に活用しましょう。
お手洗いの時の裾や袖には気をつけましょう。
車に乗る時はお尻から、車から降りるときは足からを気をつけましょう。洋服感覚でいくと、着崩れをおこしたり、帯がぐちゃぐちゃになってしまいます。
また、昭和初期以前に作られたようなアンティーク着物は、柔らかなソファに座らない方が無難です。座った時にお尻が裂けてしまう可能性も・・
無理しないこと
着物初心者ほど、着物文化のルールにとらわれてしまいがちです。季節やTPOなどのルール・・
この時期には袷を着ないといけないとか、この柄は5月しか着てはいけません!とか。
暑いのを我慢して汗だくになりながら着物をしたりしている方もよく見かけます。
暑いならば季節に関係なく、単衣を着るようにしましょう。足元も草履がどうしても痛いというならば、履きなれた靴でもいいと思います。(少し着物の種類にもよりますが・・)
まずは、苦痛ではなく楽しく着て、貴方の体調が最優先です。
おわりに
今回はきものを着てお出掛けする際の気をつけることを書いてみました。
実際、外に散歩してみると思いがけないハプニングがあるかもしれません。
どうしてもグズグズになってしまって緊急な場合は、近くの着物やさんを探しましょう。たぶん、手直ししてもらえると思います!(^^)!
今後はトラブルに対応できるワンポイントアドバイスや、手直しなども記事にしていきたいと考えていまさすので、ぜひ参考にしてみてください。
着物嫌いになったり、敬遠されることがないように着物ライフを応援していきたいと思っていますので、ぜひ楽しいきものでお散歩になればいいなと思います。
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