衣紋の抜き具合や衿の形によって大人っぽい雰囲気やかっちりとした雰囲気と変化していきます。
自分の好みや、その時のTPOに合せた着方によって遊び心にも華が咲きます。
衿元をきちっと見せることで着物全体も引き締まり、かっこいい着姿になりますのでぜひここのポイントは押さえていきたいところですね(*^_^*)
- 自分に似合う衿合わせを知りたい
- 広い肩幅をなで肩に、小顔に見せたい
- 衿合わせで印象を変えたい
衣紋を抜く
「衣紋を抜く」とは、後ろ衿を首から離すことです。
45度が標準で、多めに抜くとはんなりと、立に詰めるとかっちりとしたイメージになります。
かっちりタイプ60度
あまりこのタイプの衿は見かけませんが、好みでかっちり立衿にされる方もいます。
着物の種類は問いませんが、かっちりとクールに着こなしたい方はぜひ、試してみてください。
ノーマルタイプ45度
標準タイプの衣紋の抜き具合です。
フォーマルのお着物時に多く着られます。
訪問着や色無地、小紋辺りで着るといいと思います。
はんなりタイプ30度
首から遠いところで衿を置きます。
うなじがはっきりと現れますので、大人の色気を出せる衣紋の抜き方です。
紬や遊び着、色気が出せるような訪問着もありですね。
太やかな方にも衿が詰まりませんのでおススメです。
衿の角度
衿を前から見たときにそれぞれ、雰囲気がまた変わってきます。
喉のくぼみで90度に合せると標準、少し上で鈍角だと舞妓風に愛らしく、少し下で鋭角だと大人っぽいイメージになります。
大人っぽく30度
少しかっちりと見せたい時にこの角度を使用します。
衿を高く立つようにすることで男っぽく肩幅広めに!?
衿が詰まるので好みにもよりますが、大人っぽく見せたい時におススメです。
おしとやか90度
基本の形になります。どんなTPOにも合わせやすい標準タイプ。衣紋の抜き具合も丁度いいので首が詰まった感じもせずにゆったりと着れます。
はんなり120度
舞妓風で衿モノとググッと開いたような感じとなります。
大人の色気を出したい方にはおススメです。
衿を広く寝かせることで首が長く見えて小顔効果も!?
おわりに
衿の角度だけで着姿の雰囲気が違って見えます。着物が始めての方はまずは標準タイプから練習していきましょう。
その後に、自分好みの衿ポジションを作っていきましょう。衣紋を抜くと大人っぽく色気がでますし、パーティやお友達とホテルでお食事などはノーマルタイプ。
長襦袢の衿の持っていき方で、着物の衿も決まってきますので仮紐でも崩れないようにしっかりと締めて、ダブダブにならないように気をつけましょう!(^^)!
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