知っておきたい!初詣のマナーと着物の注意点をチェック

お正月は新しい年の始まり。

素晴らしい1年になるようお祈りするため、初詣にいく人は多いのではないでしょうか?

初詣は着物を着るチャンスでもあります。

この記事では、着物を着て初詣に行く人の参考になる情報をご紹介していきます。

当日に焦ってしまわないように、事前に知識を入れておくのも着物好きの心得ですよ。

それでは早速チェックしていきましょう!!

  • 初詣には着物にチャレンジしてみたい
  • 今年は着物デビューしたい
  • 初詣の事前準備を知っておきたい
目次

初詣にオススメの着物の種類

まずは、初詣に着ていく着物の種類からご紹介します。

着物にはさまざまな種類があります。

初詣に着ていく着物の種類に迷っているのなら、次の情報を参考にしてみてくださいね。

⚫︎訪問着

フォーマルなシーンでもカジュアルなシーンでも対応してくれる万能な着物。

年齢も結婚の有無も関係なく着ることができます。

⚫︎付下げ(つけさげ)

訪問着に次ぐ格の女性用の着物です。

訪問着に比べ、控えめな模様が特徴。

⚫︎色無地

柄の入っていない黒以外の着物です。

礼装や普段着としても着ることができます。

⚫︎振袖

未婚女性の第一礼装です。

華やかで縁起が良い柄が入っていることも多く、お祝いの場に相応しい着物です。

次に、初詣に適していない着物の種類もご紹介します。

打掛(うちかけ)

花嫁が着る婚礼衣装です。

婚礼の場以外では着用は控えるべき着物です。

黒紋付(くろもんつき)

第一礼装の着物。

喪服として着用されることが多いため、初詣には向いていないでしょう。

この様に、着物には数多くの種類があります。

見た目の好みだけで選ぶと、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれないので、初詣に適した着物かどうか必ず確認することが大切です。

着物で初詣にいく時の注意点

着物を着て初詣に行く時、特に注意しなければならないことを3つ紹介します。

まず1つ目は、防寒です。

「少しお参りするだけだから」と、防寒せずに野外で過ごすと思いのほか身体が冷えてお参りどころではなくなってしまうかもしれません。

かといって着物の上にダウンやジャケットを羽織るのはちょっと違う…

そんなときは着物の中に着込みましょう。

発熱加工の肌着を着たり、帯を巻く前に厚手のタオルを入れたりするだけでも、体感温度は随分変わります。

さらに、マフラーや手袋などの小物を上手く組み合わせたり、カイロを貼ったりすれば、温かく過ごすことができますよ。

2つ目は袖や裾に注意すること!

普段、着物を着慣れている人なら別ですが、洋服に比べると着物は気をつける点が多い衣装です。

食事をする時には長い袖が汚れないように意識することが大切。

また、歩く時にも注意が必要です。

歩幅が広すぎると裾がどんどん開き、中の襦袢が見えてしまってだらしない印象になるので気をつけてくださいね。

3つ目は履物です。

着物には草履を合わせる人が多いと思いますが、慣れない草履を長時間履いていると足に負担がかかってしまいます。

初詣ではどのくらい歩くのかを事前に確認しておきましょう。

履き慣れているショートブーツを合わせたコーディネートにしてみるのも良いかもしれませんね。

寒くて体調が悪くなったり、鼻緒が痛くて歩けなくなってしまってはせっかくの初詣が台無しです。

そんな事態を防ぐためにも、事前の準備はとっても大切なのです。

お参りのマナーについて

ここからは、お参りをする際のマナーをご紹介します。

せっかく着物を着ていても、仕草がなっていないと残念に見られてしまうかもしれません。

普段、なんとなくお参りをしている人も、この機会に作法を身につけてみてはいかがでしょうか。

●参道の真ん中は避ける

参道は神様が通る道です。

真ん中ではなく、左右どちらかに寄って歩くようにしましょう。

●鳥居の前で一礼

鳥居は一般社会と神域を区切る門のような役割なのだそう。

目上の方のお宅に拝見するような気持ちでお辞儀をすると良いそうです。

●手水舎で清める

①右手に柄杓を持ち水をすくう

②3分の1程の水で、まずは左手から清める

③柄杓を左手に持ち替えて、残りの水の3分の1で右手を清める

④柄杓を再度右手に持ち替えたら、左手に少量の水を溜めて口の中をすすぎます。

※この時、絶対に柄杓に直接口は付けないでください

また、口から水を出す時は口元は手で隠し、音を立てないように心がけてくださいね。

一連の動作は柄杓一杯の水で行うことが望ましいとされています。

清めた手を拭くためのハンカチの準備も忘れずに!

●お参りをする

参拝の手順もしっかり頭にいれておきましょう。

①賽銭を賽銭箱に静かに入れる

②鈴を鳴らす

③2回深くお辞儀をする

④胸の前で手を合わせ、2回続けて手を叩く

⑤両手を合わせてお祈りをする

⑥最後に深いお辞儀を1回する

※元旦や三が日の混雑した初詣では、長時間お祈りすると他の参拝客の迷惑になります。

大人のマナーとして、手短に済ませるように心がけましょう。

●最後にお辞儀

一通り参拝が済んだら、境内を出る時にお辞儀をすることも忘れずに!

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、着物で初詣にいく際の注意点やマナーをご紹介しました。

お正月は着物にチャレンジする人も多いと思うので、この記事を読んで参考にしていただければ幸いです!(^^)!

新しい年の始まりに相応しい素敵な初詣になりますよう、お祈りしています。

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