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はじめに
お正月に着物を着ている人をよく見かけますよね。
お正月は新たな一年を迎える日でもあり、日本の伝統や文化を身近に感じられる行事です。
誰にとってもおめでたい日なので新調した着物に袖を通し、新年を新たな気分で迎えたいと思う人が多いのではないでしょうか。
いつもと違う装いでお正月を過ごすとより特別に感じ、良い一年のスタートになるかもしれません。
この記事では、お正月に着物を着る理由やおしゃれに着こなすポイントなどを紹介します。
お正月の由来についても解説しているので、ぜひ最後までチェックしてください。
お正月に着物を着る理由とは?
お正月は日本最古の行事であり、6世紀半ばには存在していたと言われています。
年神様を迎え、その年の家内安全や農作物が豊かに実ることを願う行事がお正月の由来とされています。
年神様をお迎えするために年末の大掃除をして、門松やしめ縄を飾るのは昔から伝わる伝統行事のひとつです。
お正月に着物を着る文化は江戸時代から始まり、新調した着物を着て新年を迎える「着衣始め(きそはじめ)」と呼ばれていました。
おめでたい日に新しい着物に袖を通すのが習わしになり、ゲン担ぎの意味もあったようです。
現代では、お正月を家族とゆったり過ごしたり、初詣に出かけたりする人が多いのではないでしょうか。
ですが、旧年に感謝して「新しい年を無事に過ごせるように」と願うことは今も昔も変わらないようです。
お正月に着物を着こなす時のポイント
「お正月の着物は何を着たらいいか」「防寒対策にはなにが必要か」と不安に感じるかもしれません。
着物で新年を気持ちよく迎えるためには、年を越す前に必要なものを揃えておくことがおすすめです。
お正月に着物を着こなすポイントを、着物の種類や色と柄、防寒アイテムに分けて紹介します。
着物の種類
お正月に着る着物の種類は決まっているわけではありませんが、着るシーンに合わせてふさわしい着物を選びましょう。
初詣ではお願い事をするのにふさわしい、訪問着や振袖など格式の高いフォーマルな着物が最適です。
新年なので華やかな色や柄の着物を着ると素敵です。
一方で、新年会や親戚などの集まりの際には小紋や紬がいいでしょう。かしこまらなすぎない着物としてカジュアルに着こなせます。
着物の柄
お正月におすすめな縁起の良い柄は松竹梅、牡丹、鶴亀です。
松竹梅は日本では「おめでたいこと」の象徴とされていて、冬でも強い生命力のある「松」、まっすぐ育つ「竹」、寒い中でもいち早く花を咲かせる「梅」から成り立っています。
牡丹は大輪の花を咲かせることから「百花の花」とも言われており、高貴や幸せを象徴とする人気の柄です。
お正月には冬牡丹がおすすめです。鶴亀は「鶴千年亀万年」という言葉の通り、鶴や亀は長寿の象徴で「長生きできますように」と願いが込められています。
着物の色
お正月の着物に選ぶおすすめの色は赤、白、緑です。
赤は古来から明るく神聖な色であり、魔除け、厄除けの意味を持っています。
悪を払い、善を引き寄せる色 とも言われ、パワーやエネルギーを感じられ、新年にふさわしい色です。
白は白無垢といわれるように浄化や清楚を表します。
汚れのない神聖な色で、今では黄色味のあるアイボリーも馴染ある色になりました。
緑は松などの植物や自然を連想させるような色です。
成長や健康を祈る色でもあり、どの色とも相性が良いので平和や調和の象徴の色ともいえます。
防寒対策
冬の着物におすすめの防寒アイテムは和装コート、ロンググローブです。
和装コートは着物用に作られたコートで衿や袖まわりがゆったりしているのが特徴です。
丈は長いものが多く、ウールなど温かい素材を使うなど防寒機能もしっかりしています。
コートの足回りは着物が見えるので、全体的に調和した色を選びましょう。
ロンググローブは肘あたりまである手袋であり、着物に合う色やデザインも多くあります。
袖口から入る冷えを防いでくれる必須アイテムです。普段使いできるのもおすすめポイントです。
まとめ
今回はお正月に着物を着る理由やおしゃれに着こなすポイントを紹介しました。
お正月に着物を着る文化は江戸時代から始まり、良い1年を過ごせるようにとゲン担ぎの意味もあります。
お正月を着物で過ごす場合は、新年のおめでたい日に合わせて縁起の良い柄や色を選びましょう。
お正月の過ごし方は人それぞれですが、気持ちを新たにして素敵な1年を過ごせるようにと願って過ごす人も多いのではないでしょうか。
お正月は日本の文化を感じられる貴重な行事です。ぜひ、この記事を参考にしてお正月に着物を着てみてください。
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