お気に入りのお着物に袖を通して、心待ちにしていた着物でのおでかけ日。
楽しい時間を過ごしていたのに、食事中に食べ物をこぼしてしまって着物が汚れてしまった、なんて経験をしたことはありませんか?
せっかくのおでかけなのに、残念な思い出になってしまうのは悲しいですよね。
そんな事態を防ぐためにも、お着物でお食事をするときには「お食事クリップ」を使うのがオススメなんです。
そこで今回は「お食事クリップ」の作り方をご紹介します。
万人受けする商品と違って、自分好みのデザインならば着物コーデがもっと楽しくなること間違いなし!
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
- ハンドメイドが好き
- オリジナルの小物が欲しい
- 着物で食事は大丈夫か心配
そもそも「お食事クリップ」ってどんなアイテム?
画像引用:井澤屋
「お食事クリップ」とは、タオルやハンカチをクリップで挟んで首から下げるアイテムです。
もし食事中に食べ物をこぼしても、着物が汚れないように守ってくれるとても大切な道具なんですよ。
洋服と違って、袖が動かしづらいお着物は食事を取るときにも注意が必要です。
少しでも汚れが付いていたら目立ってしまうし、せっかくのおでかけなのに写真にも写ってしまっては、気分が落ちてしまいますよね。
さらには、シミをとるのも一苦労。クリーニング代だって余計にかかってしまいます。
だからこそ、ご飯を食べる時には汚れがつかないようにタオルを首から下げてカバーすることが大切!
「お食事クリップ」の存在は必要不可欠なんです。
必要な道具を揃えよう!
そんな「お食事クリップ」を作るためには何がいるのでしょうか?
必要な道具を紹介します。
必要な道具
・ペンチ
・ニッパー
・丸ペンチ
・ピンセット
・接着剤
・紐
・クリップ2個
・丸カン4個
・9ピン2本
・ビーズ各種(必要に応じて)
・鉛筆(※)
・和紙(※)
・ハサミ(※)
・レジン(※)
・UVライト(※)
・レジン型(※)
今回はレジンを固めるためにUVライトを使っていますが、なくても「お食事クリップ」は作れます。
その場合(※)マークの道具は必要ありません。
作り方も、レジンの工程を飛ばして参考にしてみてくださいね。
「お食事クリップ」の作り方
それでは「お食事クリップ」の作り方を説明していきます。
まずは、基盤となる紐選びからです。好きなデザインを選びましょう。
首の後ろを通して胸元にタオルがくるくらいが丁度良い長さです。
ちょっと変わったリボンを選んで個性を出したり、冬らしいベロア素材にして季節感を出すのも良さそうですね。
次に、クリップにつけるレジンのデザインを考えます。
今回は和紙を使ってレジンの模様を作ります。
自分の持っている着物の色や柄を思い浮かべながら、デザインを考えているときってワクワクしますよね。
ちなみに私は、組み合わせを決めるまで30分以上かかりました…
あーでもない、こーでもないって悩んでる時間も、とっても楽しかったです。
さて、デザインが決まったら、レジンの形に沿って和紙をカットします。
気泡が入らないように気をつけながら、レジン型にたっぷりとレジン液を注入。
その表面にさっきカットした和紙を載せて、UVライトで硬化させましょう。
固めている間に、紐の先端に付くビーズのデザインを考えます。
数が多いと長くなってしまうので、紐の長さを考慮して選んでくださいね。
9ピンにビーズを通したら、上部を丸ニッパーで丸い形にひねり、そこに丸カンを通しておきます。
紐の両先端には金具を取り付けます。
接着剤を少量つけたら、ペンチを使って紐にくっつけます。
ここにさっきデザインしたビーズを丸カンで繋げます。
レジンが固まったら、余計な部分をハサミで切り落として、形を整えます。
その裏にレジンを少しつけたらクリップの先端部分に貼り付け、またUVライトで硬化します。
クリップとレジンが一体化したら、丸カンでビーズと繋げれば完成です。
まとめ
お食事クリップは、着物でのお出かけ時に大活躍するアイテムです。
市販のものだとデザインが気に入らなかったり、着物と合わないこともありますが、好きな物を組み合わせて自らの手で作ることで見た目も機能も大満足のお気に入りのグッズになること間違いなし!
時間をかけて悩んで作ったからこそ、より一層思い入れのあるアイテムになるのではないでしょうか。
紐やビーズの種類を変えれば印象がガラッと変わるので、着物に合わせて使い分けても良さそうですね。
お着物でおでかけする時の心強い相棒として、皆さんも「お食事クリップ」を作ってみてはいかがでしょうか?
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