着物で参加するお茶会のルールとは?失敗しない着物選びと立ち振る舞いを解説

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お茶会には少人数で行われる格式の高い会から、初心者でも気軽に楽しめる会まで幅広くあります。

お茶会に参加するのに、ルールやふさわしい着物などが分からない人も多いのではないでしょうか。

お茶会を楽しむために、失敗しない着物選びと立ち振る舞い方を身に付けておきたいですよね。

この記事では、お茶会に合わせた着物選びと立ち振る舞いのポイントを紹介します。

ぜひ最後までチェックして、楽しくお茶会に参加してみてくださいね。

お茶会とは?

お茶会とは、主催者である亭主が招いたお客様にお茶やお菓子などで、おもてなしをする会です。

招待された人のみで行われる正式な会もあれば、初めての人でも気軽にお茶に触れられる会も多くあります。

お茶会の目的は、お茶を通して季節や器、人との縁を五感を使って楽しみながら、心を整える時間を過ごすことです。

亭主はお客様が心地よく過ごせるように、季節や会のテーマに合わせた掛け軸や花、美術品などで空間全体を整えます。 

お茶会の基本ルール

お茶会は、亭主と参加者が互いへの敬意を所作で示す交流の場です。

着物で歩く時や物を置く時などすべての動作において、音を立てず丁寧な動きを心がけるのが最も大切です。

アクセサリーや時計など音が出るものや光るものは、事前に外しておかなければいけません。

道具に触れる時やお茶やお菓子を楽しむ時には、亭主の指示や会の流れに沿って扱いましょう。

お茶会の場では静けさを重視するため、私語を控えるのが礼儀です。

掛け軸や花の鑑賞は目で楽しみ、美しさや季節感を味わいます。

お茶会の種類とルールに合わせた着物の選び方

お茶会の種類には、場にふさわしい装いや作法が求められるものや、初心者でも気軽にお茶を楽しめる会もあります。

以下では、お茶会の種類とそれぞれのルールに合わせた着物選びを紹介します。

茶事(ちゃじ)

茶事とは、主催する亭主が親しい人を4〜5人招待して行われる、最も格式の高いお茶会です。

約4時間ほどかけて、懐石料理から始まり濃茶や薄茶、お菓子を味わうのが基本的な流れになります。

茶事には、上品で控えめな印象の一つ紋の入った色無地がふさわしいです。

無地ですっきりとした装いが茶室に馴染みます。帯は格のある袋帯を合わせ、華やかさや柄を取り入れたいときには、金や銀がポイントとして入ったものや古典柄を取り入れます。

初釜(はつがま)

初釜とは、新年最初に行われる格式高いお茶会のことです。

1年の始まりを参加者全員で、気持ちを整えて迎える大切な行事です。

器や掛け軸、お茶菓子など新春を祝うものが揃います。初釜には、訪問着や付け下げ、一つ紋の入った色無地が適切です。

淡い色のピンクや紫の色を選ぶと、新春を祝う華やかで落ち着いた装いになります。帯は袋帯で金や銀が控えめに取り入れられてるのが、茶室や会場の雰囲気に合います。

テーマ茶会

テーマ茶会は主催者や亭主が考えたテーマに沿った、遊び心のある茶室や会場の雰囲気を楽しめるのが特徴です。

例えば、月見茶会では薄暗い灯りの中でお茶を楽しみ、掛け軸には月が描かれ秋草などが飾られます。

お茶菓子は満月を表したものやうさぎの形をした饅頭などが出されます。

テーマ茶会には、テーマに合わせた色や柄を取り入れた小紋や付け下げを選ぶのが良いです。

主張し過ぎない小さめの柄や淡い色の着物を選ぶと、テーマの世界感を引き立てることできます。

大寄せ(おおよせ)茶会

大寄せ茶会は公園や美術館などの広い会場で行われ、数百人から数千人の来客を迎える大規模なお茶会です。

地域の行事として行われることも多く、茶道の流れに沿いながらも簡略化されているため初心者も気軽に楽しめるのが特徴です。

着物は、柄が細かく描かれている小紋や古典柄の付け下げ、落ち着いた印象の色無地が向いています。

帯は名古屋帯や柄の少ない袋帯を合わせるとカジュアルすぎず、大寄せ茶会にぴったりの上品な着こなしになります。

お茶会のルールと着物での立ち振る舞いポイント

お茶会では、動きや姿勢といった立ち振る舞いが場の雰囲気を作ります。

歩くときや座るときは、着物の裾や袖を軽く整えて、つま先からゆっくり踏み出すようにすり足で歩きます。

茶碗や菓子器など道具に触れる時には、裾が当たらないように静かに扱いましょう。

お茶会では、入出時やお茶をいただく時などお辞儀をする場面が多いです。お辞儀は指先まで手を揃えて腰から上が一直線になるように意識すると、綺麗な着物姿になります。

まとめ

この記事では、お茶会のルールに合った着物選びや立ち振る舞い方について紹介しました。

お茶会には、正しい作法が求められる会もありますが、誰でも楽しく参加できる会もあります。

着物の色や柄は無地で落ち着いたものだと、上品にまとまり茶室や会場になじみやすいです。さらにお茶会では、常に静かで丁寧な動きを意識するのが重要です。

ぜひこの記事を参考にして、お茶会に合った着物で、丁寧な立ち振る舞い方を意識してみてくださいね。

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