7月に入ってからますます気温が上昇し、本格的な暑い季節がやってきました。
夏は日が延びて活動時間が増えるのが嬉しい反面、猛暑で出歩くのが大変な時もありますよね。
洋服でも暑いのに、“こんな日に浴衣で出歩くなんてちょっとハードル高いかも…”と、浴衣でおでかけすることを躊躇している人も多いのではないでしょうか?
そんな人にこそオススメ!
今回は、暑さも天気も気にならず、贅沢で特別な夏の思い出が作れる屋形船をご紹介します。
実際に体験した時の心境も含めた記事になっているので、是非最後までお楽しみくださいね。
それでは早速、屋形船の魅力に迫っていきましょう!
- 今年こそは浴衣でおでかけしたい
- 屋形船に興味がある
- 着物でおでかけスポットを知りたい
屋形船の歴史
屋形船は日本で発達し有名になった和船の一種で、平安時代からその原形があったのだそう。
屋根や座敷が備えられた船は、宴会や食事を船の中で楽しむために造られ、主に貴族の遊びに利用されていたのだとか。
屋形船が栄えたのは、川の整備が進められた江戸時代。
花見や月見、花火など、季節や風景を楽しむためにもよく使われていたそうですよ。
屋形船ってどんな船?
画像出典:船宿 あみ達公式サイト
今回、私達がお世話になった「船宿 あみ達(たつ)」は、なんと創業100年以上。
古くからの伝統を守りつつ、新しいサービスも取り入れながら、日々革新を続けているのだそう。
「船宿 あみ達」の公式サイトはこちら
そんな「船宿 あみ達」の屋形船、“634(むさし)”に乗船したのは、気温が落ち着いてきた17時過ぎ。
揺れる屋形船に戸惑いながらも乗り込むと、中はまるで料亭のよう。
席には美味しそうな料理が準備されていました。
画像出典:船宿 あみ達公式サイト
太陽が落ちてもまだまだ蒸し暑い気候でしたが、船内には冷房が完備されているため、外の気温に関わらず快適な空間で過ごすことができます。
屋根も窓もついているので天気に左右される恐れはありません。
また、小さいお子さんがいても、窓から顔を出したりする心配もないので、景色や料理に集中してゆったりとした優雅な時間を過ごせそうですね。
屋形船といったらお座敷のイメージが強いかと思いますが、あみ達では
・イスとテーブルの洋風な船
・ソファ席とローテーブルの和モダンな船
・掘りごたつの船
など、船ごとに違う3種類のお席があるんです。
乗合(のりあい)だと選ぶことはできないのですが、貸切であれば使う目的や利用する人の意見に合わせて船を選べるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
景色を楽しむために大切な周遊コース
私達の乗った屋形船は両国からのスタートでした。
レインボーブリッジや、晴海ふ頭の景色を楽しみながらお台場へと向かう2時間半のコース。
フジテレビが見えるお台場のビーチでは、約1時間の停泊タイムが設けられています。
その間は、屋形船のスカイデッキに上がることも可能で、船の上で記念写真を撮ったり、風を感じながら景色を堪能したりもできちゃうんです。
同じように屋形船での遊覧を楽しんでいる他の船ともすれ違うので、手を振り合うと、ちょっとした観光気分やレジャーランドに来たようなわくわく感を味わえますよ。
1クラス2〜5人の少人数制。自分のペースで学べる着付け教室夏の浴衣にオススメな理由
夏に浴衣でおでかけすると、気になることってたくさんありますよね。
帯が暑くて汗でベタベタになったり、下駄の鼻緒が痛くて疲れてしまったり、人が多いところだと着崩れてないかも不安…
ところが、屋形船ならその心配は必要ありません。
涼しくて、下駄を脱いでくつろげる空間でのお食事。
暑さも足の疲労も気にすることなく、揚げたての天ぷらや新鮮なお刺し身を食べられて、お酒の種類も豊富で言うことなしです。
美味しい料理もお酒も、店員さんが席に運んできてくれるので、まるで旅館に来たような至福の時間を過ごせることでしょう。
波を感じながら東京の美しい夜景を浴衣で堪能できるのは、屋形船ならではの良さですよね。
屋形船はこんなシーンで大活躍!
屋形船は2名から乗合できるので、恋人やご友人と素敵な思い出を作ったり、ご家族で記念日のお祝いに利用してみるのはいかがでしょうか?
また、15名以上で貸し切り利用ができるので、カラオケやビンゴ大会をしたら盛り上がること間違いなし!
会社の集まりや、結婚披露宴の場としても利用されることが多いみたいですよ。
まとめ
今回は、浴衣で屋形船に乗ったことをご紹介しました。
夏は気温が高くて、出歩くのが厳しいときもありますよね。
無理して体調を崩してしまったらせっかくのおでかけが台無しになってしまいます。
屋形船は、お店に入ったように快適で、天気や気温の心配もありません。
ご飯やお酒を楽しみながら、船から見える東京の夜景を堪能できるので、きっと今までとは違う特別な夏の思い出をつくることができるでしょう。
浴衣で楽しめる屋形船で、暑い夏に負けずにおでかけを楽しんでみてはいかが?
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