華やかで上品な日本の伝統的衣装の着物は、袖を通すと凛とした気持ちになりますよね。
着物を着てお出かけをすると、普段の洋服では味わえない特別な時間を過ごすことができます。
この記事では、着物が好きな私が着物を着て「東京キモノショー」に行った時の様子をお伝えします。
思わず「行きたい!」と声に出てしまいそうな内容になっていますので、是非最後まで見てくださいね!(^^)!
- 東京キモノショーが気になっている
- 着物でおでかけしたい
- 着物好きさんとつながりたい
東京キモノショーってなに?
「東京キモノショー」は、東京の日本橋界隈で開催される日本最大級の着物イベントです。
複数の会場で着物に関する様々な行事がおこなわれている為、規模が大きくて1日では周りきれないほどのボリュームがあります。
イベントの種類
メイン会場が3箇所と、離れたところにサテライト会場が7箇所もあります。
「街をランウェイにする」というテーマのもと、街をあげて着物ショーを盛り上げているのです。
メイン会場①プラザマーム
こちらの会場では和のマルシェや、ライブステージでのファッションショー、トークライブ、お茶を楽しめる「お茶席」などがあります。
メイン会場②サンライズビル
こちらは「キモノスタイル展2022」の会場です。
伝統的な着物から現代ファッションを取り入れたものや、斬新なデザインの着物などがフロア中に飾られており、その姿はまさに着物ミュージアム!魅了されること間違いなしです。
メイン会場③田源ビル
こちらは12種類のワークショップが楽しめる会場です。
1:白壇のお香と水引でピアスや帯留めなどのアクセサリー作りができる!
2:顔タイプ別、着物診断で自分に似合う着物の色や柄が分かる!
3:ビーズを選んで羽織紐やアクセサリーが作れる!
4:ガラスビーズで帯留め作り体験ができる!
5:着付けが出来なくてもOK。プロが似合う着物をチョイスしてくれる!
6:羽二重のつまみ細工でブローチが作れる!
7:パーソナルカラー診断で着物のコーディネートが垢抜ける!
8:色々な裂地から好きな布を選び台紙に貼って、オリジナルの着物コーディネートが作れる!
9:絹糸で、ブローチやアクセサリー作りが体験できる!
10:着物で楽しむ、風呂敷の基本や応用方法を身につける!
11:縫わないがま口が作れる!(小銭入れ、カードケース、メガネ入れから選択)
12:しじみの殻と和布を使って縁結びの帯留めが作れる!
ワークショップが多すぎて、この会場だけでも1日楽しめそうですね♪
サテライト会場①ATELIER MATCHA
抹茶を探究し続けている山政小山園のカジュアル抹茶カフェです。
抹茶好きは絶対に見逃せないカフェですね。
サテライト会場②ブルーミング中西
着物撮影ブースや、伝統技術の職人ブースが楽しめます。
着物姿の特別な思い出を記録に残したい人は必見です。
サテライト会場③三勝ストリート(ゆかた博物館通り)
町内をあげての特別企画で、ゆかた博物館をはじめ、お洒落な小物や雑貨、飲食店でお得なサービスをご用意してくれます。大人の縁日気分が味わえますよ。
サテライト会場④きもの悉ことごと
古い着物を薄羽織に再生するプロジェクトや、アンティークファブリックバックなどが買えます。
「昔の柄はレトロで可愛い」と、令和で人気なので羽織やバックにしたら、お洒落上級者になれますね!
h4サテライト会場⑤石田節子の店
事前予約制で、着付けのポイントやアドバイスが聞けますよ。
サテライト会場⑥新江戸染丸久商店×ダリア食堂
型紙から作る、季節のミニ手拭いが作れるワークショップです。
サテライト会場⑦菱屋カレンブロッソ日本橋店
旬の浴衣や、履物、小物などを取り揃えています。
着物や浴衣のお店を、これほど一度に見れる機会はなかなか無いですよね。
「東京キモノショー」の規模の大きさが伝わったのではないでしょうか。
さて、ここからは実際に行った2つの会場の感想を交えて説明していきますね。
ピックアップするのはメイン会場①の和のマルシェと、メイン会場②の「キモノスタイル展2022」です。
和のマルシェ
まずは和のマルシェについてです。
今回はなんと出店数が過去最多の67店舗ということで、プラザマームの2階と3階の2フロアに渡ってお店が広がっていました。
着物に似合う小物や履物、見たことがないお洒落なデザインの帯留めやアクセサリーなど、全部欲しくなってしまう程の魅力と品揃えに、終始興奮してテンションが抑えきれませんでした。
販売している方も優しくて、たくさんお話をしてくれる気さくな人ばかりでしたよ。
着物に合うブーツ
色々なアイテムが販売されていましたが、その中でも異彩を放っていたのが、和柄のブーツのような履物で、NEOKIMONOさんの作った「オビデブーツ 粋」でした。
ヒールのついたパンプスに生絹帯生地を巻き付け、伝統と現代アートを掛け合わせた革新的で思わず見入ってしまう程の美しいデザイン。
着物だけではなく洋服にも似合う唯一無二のブーツは、今までの「着物には草履」という概念をなくし、新たな時代を感じました。
半襟
着物上級者になると半襟で遊ぶのも素敵ですよね!(^^)!
こちらのマルシェでは様々な種類の半襟を取り揃えているお店がありました。
ハートや音符などの可愛い模様や、季節を感じるデザイン(桜や花火、紅葉やクリスマスツリーや鏡餅など)が半襟に刺繍されているのです。
サボテン柄や水族館の海の生き物柄、からかさ小僧のオバケ柄なんていうのもありましたよ♪
自分の着物がまた違った表情を見せてくれること間違いなし!たくさん集めたくなっちゃいますね♪
キモノスタイル展
マルシェの会場から少し歩いて「キモノスタイル展」の会場へ向かいます。
「街をランウェイにする」というテーマの通り、普段の街並みも着物で歩くと優雅な気持ちになれます。
東京キモノショーの開催に伴い、着物を着た人がたくさん歩いていたので、すれ違った人を見て「今の着物かわいいね〜」なんて会話もしつつ、楽しくサンライズビルまで歩きました。
伝統エリア
「キモノスタイル展」のフロアに入った瞬間の、着物を纏ったマネキンがずらっと並んでいる景色は圧巻です。
最初に目に入るのは平安時代の十二単。続いて安土桃山時代、明治時代と進行方向に沿って時代順に見れる様に並べてあり、着物の歴史を感じるコーナーから始まります。
今では見る事が難しいお宝着物コーナーや、人間国宝(重要無形文化財)の作品が展示されているコーナーもあり、受け継がれる伝統と職人技の美しさに、思わず深いため息がでてしまいます。
ファッションエリア
「キモノスタイル展」の後半は令和を生きる人達が作った最新のデザインの着物が展示されています。
古典柄で伝統を受け継ぎつつも、素材や着こなしを変えたり、ベルトやブーツを合わせたり。
今と昔の良さを上手に掛け合わせて、ファッションを楽しんでいるのが伝わってくる素敵なコーディネートばかりで、ときめきが止まりませんでした!!
おわりに
「東京キモノショー」は、着物好きが120%楽しめる内容盛りだくさんのイベントで、まるで「着物フェス」でした。
1日では回りきれないのであらかじめ行く場所を絞るか、もしくは連日参加するのも良いなと思います。
気になる次回の開催日ですが、2023年3月24日(金)〜26日(日)の3日間で行われます。
2022年は2日間の開催だったので、来年は更にボリュームアップすること間違いなしですね!
日本最大級の着物イベントに参加してみてはいかがでしょうか?
※2022年の様子は下記URLからどうぞ!
(キモノスタイル展がなんとVRで見れちゃうのでおすすめです♪)
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