着物でのおでかけといったらどんな場所を思い浮かべますか?
着物は、日本の伝統的な衣服で“和服”とも呼ばれているため、和風な場所をイメージする人が多いのではないでしょうか。
和を感じる場所にはもちろん合うのですが、それだけではありません。
種類やコーディネートによってガラッと印象が変わるので、華やかなパーティーにもピッタリのファッションなんです。
この記事では、着物を着て参加したクリスマスパーティーについてご紹介します。
一般的な訪問着とは違ったクリスマスらしいコーディネートや、パーティーの内容など、早速チェックしていきましょう。
賑やかな会場で、着物を着て味わうフレンチ料理
クリスマスパーティーは、結婚式の披露宴でも使われるイベントホールで行われました。
シャンデリアが輝き円卓が並ぶ華やかな会場は、パーティーにぴったり!
開催場所が素敵だと、これから始まるイベントへの期待が高まり、気分も高揚しますよね。
パーティーでは、コース料理を堪能することができました。
気になるコースの内容はこちらです。
・スープ
かぼちゃのスープ
・オードブル
カリフラワーのクレームと魚介のマリネ
彩り大根のサラダ
・ポワソン
舌平目のムニエル
(ヴァンブランソース)
・ヴィアンド
サーロインのグリルと温野菜
赤ワインソース
・デザート
パンナコッタとベリーショコラケーキ
・コーヒー
・パン・ドリンク(おかわり自由)
シェフが自慢の腕を振るったフランス料理はどれも繊細な味付けで、絶妙なバランスで構成されていました。
美味しいだけじゃなく、ボリュームたっぷりなのでお腹も心も大満足!
至福のひとときを過ごすことができました。
着物のクリスマスコーディネート
クリスマスパーティーでは、コース料理を楽しむだけじゃなく、メインのイベントがもうひとつありました。
それは、着物姿でステージを歩くファッションショーです。
私は、鮮やかなピーコックカラーの着物をチョイス。
普段はこの着物に半幅帯を合わせたコーディネートが多いのですが、今回はクリスマスがテーマだったので、金色の帯を取り入れて華やかなコーディネートにしました。
そこに、ラメの入った金の帯揚げを合わせ、アクセサリーも金色で統一。
半襟には大好きなキミドリ色を足して、それに合わせて帯締めと帯留めもキミドリの物を使用しました。
また、帯は一般的な太鼓結びではなくリボンを作ったことで、後ろ姿まで華やかに見えるようにしました。
普段のおでかけとは違った、特別な日だけのパーティーコーディネートの完成です。
さて、このファッションショーですが、参加者それぞれのコーディネートが拝見できるので、着物好きにはたまらない時間となりました。
似た色の着物でも、帯の色や羽織り、半衿など、組み合わせが違うだけで印象はガラッと変わります。
合わせる小物や着こなしによってその人の個性が現れるので、新しい発見にも繋がりますね。
「あの色の組み合わせも合うんだ!」とか「私服と合わせるの可愛いな」とか、これからのコーディネートに取り入れたいことがたくさん見つかり、着物コーデの幅が広がった1日になりました。
華やかなパーティーには振袖の出番!
華やかなパーティーなので、振袖を着る場としても最適です。
成人式に購入して1度しか着ていない人や、家族の振袖が箪笥にしまったままになっている、なんて人も多いかもしれませんね。
一般的には成人式に着るイメージが強い振袖ですが、未婚女性の礼装のひとつ。
お祝い事やパーティーに相応しい服装なんです。
だからこそ、豪華で煌びやかな振袖はクリスマスにもぴったり!
お着物ももちろん素敵ですが、より華のある装いにするために振袖を着てみるのはいかがでしょうか。
ファッションショーでは、お母さんの振袖を娘が引き継ぐなど、歴史の移り変わりも感じられました。
成人式しか着ないのはもったいない!
こんなときにこそ振袖の出番なのかもしれませんね。
まとめ
クリスマスって、西洋のイベントだから和服のイメージがつかなかった人も多いのではないでしょうか。
この記事を読んで、着物でもクリスマスのイベントにぴったりなんだと新しい発見になってもらえたら幸いです。
眠っている昔のお着物や、普段なかなか身につける機会がない豪華な帯、成人式以来袖を通していなかった振袖などがあったら、クリスマスパーティーで着てみるのはいかがですか?
きっと、忘れられない素敵な思い出になるはずです。そしてもっと着物が好きになることでしょう。
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