上品で華やかなお着物ってとても素敵ですが、なかなか気軽に購入出来ないのが難点ですよね。
職人さんが丹精込めて作ったお着物ですから、それ相応の金額なのも納得。
しかし、洋服のようにプチプライスの物があったなら、もっと色々なコーディネートが楽しめるのになぁ、と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、お着物をかなり安価で購入できる骨董市について紹介していきたいと思います。
反物から仕立てるお着物とは違ったヴィンテージ品の魅力とは一体なんなのか?
早速チェックしていきましょう!
- 着物でおでかけしたい
- アンティーク着物が好き
- 掘り出し物やこだわりアイテムを見つけたい
骨董市ってどんな場所?
骨董市は、希少価値のある古い美術品や道具など、いわゆる“アンティーク”と呼ばれるような物が多く販売されているイベントです。
蚤の市(のみのいち)という名でも開催されているのだそう。
ぬいぐるみや古着の販売が多いフリーマーケットに比べて、骨董市では食器やお着物など今は手に入りづらい“古い美品”を購入できるところが特徴です。
しかし最近では、フリーマーケットと見分けがつかないような場合もあるのだとか。
神社仏閣のお祭り日などに合わせて開かれることが多いようです。
骨董市の始まりは19世紀後半のこと。
フランスのパリにて、捨てられた物から売れそうな物を選別して販売する人々がいました。
シフォニエと呼ばれる人々が、拠点を変えて活動していったことが由来とされています。
日本では1934年(昭和9年)に第1回蚤の市が銀座で開催されていて、それ以降、日本各地で名称を変えつつも幅広い世代の人に利用されるイベントとして人気になっていったそう。
骨董市の魅力って?
骨董市の一番の魅力は、古美術品が安く手に入るところではないでしょうか。
現在は生産が終了している物だったり、当時の限定デザインなど、思いもよらないアイテムとの出会いがあるはずです。
実際に近くのお寺で行われていた骨董市に参加してきたのですが、小規模ながらも見応えのあるイベントでした。
特に、着物や帯を販売しているお店が多かったのも印象的です。
着物の元値や状態にもよりますが、なんと1着500円から販売していました。
そんなにも安い着物だと逆に不安にもなりますが、それほど酷い状態の物は無かった印象。
たとう紙に包まれていたり、ハンガーラックにかけられていたり、きちんと販売されていたのもとても嬉しいポイントでした。
1着でもとてもお手頃なのですが、帯と帯締めもセットでいくら、など値下げの交渉に応じてくれる場合もあるのでさらにお得に購入できるかも!
骨董市では出店者さんとの距離感が近いので、興味のある商品について質問すると色々なお話を聞かせてくれるのも魅力のひとつです。
お着物が好きな人が販売しているからこそ、着物の良し悪しを教えてくれるのですね。
ひとりで参加しても楽しい時間を過ごすことができました。
自分なりの着物コーデを楽しみたい人必見!
骨董市には、普段手に入らないようなデザインの着物がたくさんありました。
自分なりの着こなしがしたくても、新品の着物を購入して全身のコーディネートを考えるとなるとかなり値が張ってしまいますよね。
個性を出したくても、レパートリーが増やせず困っている人も多いはず。
そんな人にこそ骨董市はおすすめです。
着物も帯も羽織も襦袢も、一式揃ってしまうので、今持っている着物と合わせてみたり、普段の私服に組み合わせたり、自分らしいファッションを楽しめること間違いなし!
喫茶店や歌謡曲など昭和レトロが再ブームになっている昨今。
普段はビシッとしたお着物が好きな人も、ヴィンテージな着物を取り入れて新しいコーデを試してみるのも楽しそうだと思いませんか?
SDG’sになる!地球環境にも優しい骨董市
画像出典:東京国際フォーラム公式サイト
いかがでしたでしょうか?
この記事では、骨董市の紹介とヴィンテージ着物の良さをお伝えしました。
お店で見かける新品の反物から仕立てるお着物も素晴らしいですが、全てを揃えるのが大変だと感じている人は、ぜひ骨董市での購入を視野に入れてみてくださいね。
また、着物をはじめとする和の小物や食器、お着物などを販売しているお店が多いことや、イベント会場が神社やお寺が多いということもあり、着物を着て参加してみるのもぴったりなのではと思いました。
今着ている着物に合わせてアイテムを選べるので楽しめそうですよね。
何かとSDG’sが話題ですが、捨てられそうなものを販売する骨董市は、令和のこの時代にも合った環境に優しい取り組みなのですね。
みなさんもぜひ、掘り出し物を見つけに行ってみてくださいね。
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