着物初心者さんにとって、着物と帯のコーディネートは難しく感じてしまいますよね。選ぶのに時間がかかってしまったり、「この組み合わせで大丈夫かな?」と悩んでしまうのではないでしょうか。
全体のバランスを決める着物と帯の組み合わせは、実はとても重要なのです。
さらに、帯の合わせ方次第で、着物のオシャレ度が決まるともいわれています。
そこで今回は、着物初心者さんのために、着物に合う帯の選び方を解説します。
着物をコーディネートする際の悩みが解消し、着物コーディネートの失敗を防ぐことができるので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
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着物の柄との合わせ方
まず帯を選ぶ際は、着物の柄を意識して選びましょう。今すぐ簡単に実践できる重要なポイントを2つ紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
柄の種類に統一感を出す
着物に合わせて帯を選ぶ際は、柄の種類に統一感を出しましょう。着物と帯を秋の植物で揃えたり、桜柄の着物と帯の組み合わせにする、などが挙げられます。
特に着物は花柄が多いため、意識をしないと帯と着物が調和せず、お花畑のようなコーディネートになる可能性があります。
柄は種類や季節、着用シーンに合わせると良いでしょう。ちぐはぐで違和感のある組み合わせにならないように気をつけてくださいね。
また、帯の柄は遠目から見たときに主張しすぎていないものを選ぶことをおすすめします。
柄の大きさを揃えない
帯を合わせる際は、着物との柄の大きさを揃えないようにしましょう。着物と同じ大きさの柄を合わせると、着物と帯が同化してごちゃごちゃした印象になってしまいます。
柄の大きさが違うと、メリハリがつき全体的にバランスの良いコーディネートになります。小柄の着物には大柄の帯を、大柄の着物には小柄の帯を合わせましょう。
柄と柄の組み合わせは、着物では当たり前のコーディネートなので、柄の組み合わせ方が一番難しく感じてしまうかもしれません。ですが、柄の大きさに変えることは一番効果的で簡単に実践することができますよ。
着物の色との合わせ方
帯を選ぶ際は、着物の色にも注目しましょう。着物の色との合わせ方についてお伝えするので、ぜひこの方法を参考にしてくださいね。
同系色にする
帯の色合わせで一番簡単に実践できる方法は、着物と帯の色を同系色にまとめることです。
同系色というのは、着物と帯の色を完全に同じにすることではありません。暖色系や寒色系などのように、全体の色味に統一感が出るように色の系統をまとめることをいいます。
着物と帯を同系色でまとめると、上品で落ち着いた雰囲気になります。しかし、帯があまり強調されない印象になるので、全体的にぼんやりとした印象になってしまうことがあります。その場合は、帯締めなどの小物でアクセントカラーを入れて、全体を引き締めましょう。
全身鏡などを利用して、遠目から見たときのバランスを調節することが重要です。
反対色にする
帯の選び方に慣れてきたら、着物の色と反対色の帯を選んでみましょう。反対色とは、色相環の反対側に位置する色のことです。
赤と緑、黄と紫、オレンジと青のような組み合わせの色のことをいいます。反対色を選ぶとコーディネートにメリハリが出て、着物と帯の存在感がアップします。
反対色で組み合わせる場合は、濃い色味同士ではなく、どちらかを淡く落ち着いた色味にしましょう。垢抜けた印象になりオシャレなコーディネートに仕上がりますよ。
それでも迷った時は無地か無彩色の帯を選ぶ
着物と帯の組み合わせのポイントを紹介しましたが、慣れるまでは選び方に迷ってしまう人もいると思います。その場合は無地や白、黒の帯を取り入れましょう。
どれも着物の色や柄に影響されにくいので、使い勝手が抜群で便利なアイテムです。着物初心者さんはどれか1つ常備しておくといいでしょう。
無地の帯は、色や柄が豊富に使われている着物に特に合わせやすいですよ。
黒や白の無彩色は、どんな着物にも万能で合わせやすい色です。黒は全体を引き締めてくれる効果、白は落ち着いた優しい雰囲気に仕上げてくれます。また、黒い帯は汚れが目立たないメリットもあります。
少し物足りなく感じる場合は、帯締めなどの小物で遊び心を入れるといいでしょう。
まとめ
着物と帯の合わせ方のコツについて紹介しました。まずは着物をベースにして、着物の柄や色に合う帯を選びましょう。
着物と帯の組み合わせ方のコツや法則を理解すると、着物をより一層楽しむことができますし、コーディネートに迷うことがなくなりますよ。
今回紹介したポイントを参考にして実践してみてくださいね。少しずつセンスを磨いてコツを掴んでいきましょう!
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